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元全米女王アンドレスク「DVシェルターでボランティアをして初心を思い出した」

「WTA1000 マドリード」でのアンドレスク

21歳の元全米女王ビアンカ・アンドレスク(カナダ)は、「WTA1000 マドリード」で元世界ランキング18位のアリソン・リスク(アメリカ)に6-4、3-6、6-0で勝利し、1回戦を突破。アンドレスクは昨年の10月以降長い休養に入り、先月やっと復帰したばかりだ。試合後の記者会見で、休養中にしたことや、今の想いを語った。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

5ヶ月間の休養の間に、アンドレスクはDV被害者のためのシェルターや小児病院でボランティアをしたことを明かした。

「女性のDVシェルターでボランティアをしたの」とアンドレスクは休養中の活動を振り返った。「それと、子供の病院でも。体に不調を抱える患者さんのためにビデオを作ったの。彼らの顔を見るだけで、とても満たされた。そういう経験ができてすごく感謝しているわ」

アンドレスクは、チャリティーやボランティアを通じて他の人に影響を与えることは、彼女の人生の大きな目標なのだと語った。彼女にとって、それはテニス選手としてのキャリアを続ける原動力になっている。スポーツの影響力を使って、恵まれていない人々を励ましたいとずっと望んできた。

「チャリティー活動をしたことで、大きな目標を思い出したわ。他の人を助けたいという目標。テニスというプラットフォームを使って、そういうことに力を入れていきたかった。だから、それを実行して、初心を思い出したわ。その環境に身を置いてみて、まず何よりも自分の人生を本当にありがたく思った。テニスは私の大好きな舞台よ。誰かの助けとなり、より良い世界になるために貢献できる方法の一つとして、ますます大好きになったわ」

長らくツアーを離れていたため、アンドレスクの世界ランキングは111位まで落ちてしまった。だが、休養中はテニスを離れて様々な活動を行っていたようだ。護身術にトライしてみたり、ダンスのレッスンを受けたり、他にも2020年から始めた作曲を再開したことも明かした。

「テニス以外のことをやってみたの。護身術を習ったり、ダンスレッスンも受けてみた。バスケットボールもたくさんしたわ。もう一回、作曲も始めてみた。2020年の自主隔離中に始めてみたことを、もう一回やってみたの」

記者会見では、今までとは違う視点でテニスを見ていると語ったアンドレスク。コートでの結果だけにとらわれず、より大きな目標に向かって集中すること、そしてスポーツを通じてよりよい人間に成長することを学んだという。

アンドレスクは、自身の中にあるテニスへの情熱を認め、コートに出る時はまず楽しむことが重要だと強調した。

「自分とテニスを同一視することをやめたの。去年は、負けると自分を嫌いになっていた気がする。勝てば、それが最高の出来事になった。間違ってはいなかったと思うけど、今は、人間として成長する一つの機会として、そして夢中になれることの一つとしてテニスを捉えているわ。だから、コートでは楽しみたいの」

「WTA1000 マドリード」の2回戦に進出したアンドレスクは世界8位のダニエル・コリンズ(アメリカ)と対戦し、6-1、6-1で快勝。しかし、第12シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)には及ばず、3回戦で敗退となった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「WTA1000 マドリード」でのアンドレスク
(Photo by Denis Doyle/Getty Images)

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