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ナダルへの批判にコーチが反撃「もっとリスペクトを」

2021年「全仏オープン」会場でのナダル(右)とモヤコーチ(中央)

世界ランキング4位のラファエル・ナダル(スペイン)を批判したパトリック・ムラトグルー(フランス)に対してナダルのコーチが反撃した。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じている。

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)といったトップ選手の指導に関わってきた名コーチとして知られるムラトグルー。彼が、肋骨の負傷によりクレーシーズンの序盤を欠場したナダルは、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)で試合数の少なさが不利になるとコメントした。51歳のムラトグルーはフランスのテレビ番組でこう述べている。「ナダルは数試合しかプレーしておらず、これほど少ない試合数でパリに到着することになるのは非常に珍しい。彼にとっては慣れない感覚だろう。今シーズンは素晴らしいスタートを切ったものの、ナダルは常に多くの試合をこなす必要のある選手だ。彼が“ローランギャロス”にベストな状態で臨めるとは思えない」

すると、2016年からナダルのコーチを務めるカルロス・モヤ(スペイン)がムラトグルーに対する苛立ちを露に。ムラトグルーの前述のコメントを伝えるツイートにコメントする形で、ムラトグルーを名指ししてナダルのこれまでの偉業を列挙し反撃した。

「17年連続でトップ10入りを果たし、2020年の“ローランギャロス”で優勝する前は7ヶ月で3試合しかプレーしていない。2022年の“全豪オープン”の優勝前も半年で3試合しかプレーしていなかった。もっとリスペクトを示してくれないか」と綴ったモヤは、ツイートの最後にウィンクしている絵文字を添えている。

慢性的な足の怪我から復帰したナダルは今年、シーズン開幕とともに最初の3大会を制覇し、「全豪オープン」では前人未到の21個目のグランドスラムタイトルを獲得した。「ATP1000 インディアンウェルズ」でも決勝まで進んだが、最後は当時世界20位のテイラー・フリッツ(アメリカ)に敗れて連勝は20でストップ。その後に肋骨の疲労骨折が判明し、1ヶ月半ほどツアーを離れることになった。

スケジュール通りの回復を遂げたナダルは、これまでに18回出場して5回優勝している「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月1日~5月8日/クレーコート)に第3シードとして出場し、ほかの選手たちに一足遅れてクレーシーズンを迎えることに。大会前は肋骨の痛みで思うように準備ができなかったと話していたが、準々決勝まで勝ち進んでいる。「全仏オープン」に向けてナダルは「一番大事なのは健康でいることだけど、パリには間に合うと思っている。3週間あれば十分に戦えるようになっているはずだ」と自信を見せている。

スペインテニス連盟の会長を務めるミゲル・ディアス氏はそんなナダルを称え、これからの活躍にも期待を寄せている。「ラファは桁外れの選手だ。怪我が続く中で今季の開幕を迎えた彼は、コンディションが整わずプレーできるかどうかわからない状態だった。一時は半分足を引きずりながらトレーニングに参加していたこともあった。彼が成し遂げたことは並大抵のことではない。彼はスペインのテニス界にとって最大のアイドルだから、あと4年はプレーしてくれることを願っている」

ディアス氏は、ナダルが昨年は怪我の回復に専念するために欠場した「デビスカップ」の出場についても、本人の体調とスケジュールに問題がなければ今年、代表チームの一員として戦ってほしいと述べている。

ナダルは準々決勝で、勢いに乗る世界9位のカルロス・アルカラス(スペイン)と3回目の対戦に臨む。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全仏オープン」会場でのナダル(右)とモヤコーチ(中央)
(Photo by John Berry/Getty Images)

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