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ブーイングの客に短パンを下げてみせたペール、脅迫メッセージを送られる

2020年「全豪オープン」でのペール

「ATP250 エストリル」(ポルトガル・エストリル/4月25日~5月1日/クレーコート)で1回戦敗退となってしまったブノワ・ペール(フランス)。試合後に見せた、観客に対する失礼な態度も話題となった彼の元には、否定的なメッセージが届いてしまっているようだ。Tennis World USAなどが報じている。

ペールは「ATP250 エストリル」1回戦でクォン・スンウ(韓国)に4-6、5-7で敗北を喫し、観客席からのブーイングを浴びながらコートを後にすることに。その際、ペールは観客席に振り返り、履いていたズボンに手をかけて少し下げるような仕草をして反発。この露骨で軽蔑的な態度はSNSなどを中心に批判の的となってしまった。

そんな彼の元にはたくさんの心ないメッセージが届くようで、ペールはいくつかのスクリーンショットをTwitterで共有。中には、ペールの死を望むようなあまりにも酷い内容のものも含まれており、「これがみんなにとっては普通のことなの?」とSNS上での誹謗中傷に疑問を呈している。こうしたメッセージを送る人の多くは、ペールの勝利に賭けていたために、賭け金を失った欲求不満のファンだという。

今シーズンのペールは、「全豪オープン」で3回戦進出、アメリカのフェニックスにて開催されたチャレンジャー大会で1勝を挙げているものの、それ以外で出場した「ATP250 エストリル」含む11大会では全て初戦敗退となっており、苦しい状況から抜け出せずにいる。彼が見せた態度も、敗戦続きの鬱憤が溜まっているのが原因なのかもしれない。

以前、メンタル面での問題も明かしていたペール。Instagramには彼を応援してくれるファンに向けて意気込みを綴っている。「僕はこの(負の)スパイラルを変えるための解決策を日々探している。敗北を喫しても、努力をして進歩するんだ。ただただ次に何をすべきか考えて、今までやってきたように、何度も何度もやり続けていくよ」

今の悪い状況を打開し、その独特のプレースタイルで対戦相手を翻弄したり観客を驚かせたりするペールの姿が再び見られることを願ってやまない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのペール
(Photo by Hannah Peters/Getty Images)

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