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大坂、野次に涙したインディアンウェルズ大会を振り返る

「WTA1000 インディアンウェルズ」2回戦の後、目を赤くしながら語る大坂

「WTA1000 マドリード」(スペイン・マドリード/4月28日~5月7日/クレーコート)を前に、元世界女王の大坂なおみ(日本/フリー)が観客の野次に涙した「WTA1000 インディアンウェルズ」を振り返った。ロイター通信が報じている。

3月に行われた「WTA1000 インディアンウェルズ」の2回戦で第21シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦した大坂は、第1セットの第1ゲームでいきなりブレークされると、観客の一人から「ナオミ、お前は最低だ」と野次を飛ばされた。その後に大坂は涙を拭いながらプレーを続行している。のちにセラピストと会うようになったという大坂は、一ヶ月以上が経った今、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する「WTA1000 マドリード」に向けてポジティブな姿勢を保てていると話した。

「正直に言うと、毎日がパーフェクトなわけじゃないわ。セラピストと週に少なくとも一回は話すようにして、いろいろなことにもっとオープンになろうとしているの。例えば、すごく落ち込むようなことがあっても、違う視点から捉えるようにしたりね。セラピストとはあらゆる可能性に対してよりオープンであることについて話しているわ」

「少数派の否定的な意見をフィルターにかけるということに関しては、少しずつうまくできるようになってきたと思っている。ポジティブなことに集中できるように、メンタル面でのエクササイズに取り組んでいるの」

Instagramよりはるかにネガティブな内容が多いのでTwitterは見ないようにしていると語る大坂。昨年の「全米オープン」の3回戦で当時世界ランキング73位のレイラ・フェルナンデス(カナダ)に逆転負けを喫して以来、しばらくツアーを離れていたこともあってランキングは世界85位にまで落ち込んだものの、「WTA1000 マイアミ」で準優勝した今は世界36位に浮上している。世界1位に返り咲くことを目指している大坂にとって、「WTA1000 インディアンウェルズ」での経験は一段と成長するきっかけになったという。

「私のキャリアの中で、その時の自分にとってものすごく悲しい瞬間はたくさんあるんだけど、後から振り返ってみると、そういうことがあった後にこそ自分はすごく人として成長できたと思っているの。本当に嫌な経験でも、それが自分の身に起きて良かったと思える。インディアンウェルズはそういう瞬間の一つね。あんなことは起きなければ良かったのにと思うのと同時に、起きて良かったとも思っているの」

4月初めに行われた「WTA1000 マイアミ」の決勝で世界女王のイガ・シフィオンテク(ポーランド)にストレート負けをした大坂は、その後ラファエル・ナダル(スペイン)の故郷であるマヨルカに行ってクレーシーズンに向けて備えた。21回のグランドスラム優勝を誇るナダルに触発されて、自分のゲームにいくつかの調整を加えたと大坂は話している。

「彼がやっていることの中から一つだけ真似していることがあって、最近それを練習しているの。だから、本番ではそれがすごくうまくいくか、失敗するかのどちらかね。なんとなくできてしまったということはないはず」

「全豪オープン」と「全米オープン」で2回ずつ優勝している大坂だが、「全仏オープン」では3回戦より先に進んだことがなく、クレーは得意なサーフェスではない。今年の「全仏オープン」に向けては具体的な目標を特に設定していないという。「一つひとつの大会をしっかり戦おうと思っているの。もちろん試合には勝ちたいし、“WTA1000 マドリード”か“WTA1000 ローマ”で準決勝に進みたい、できれば優勝したいと思っているけど、まずは小さな目標から立てていくつもりよ」

大坂は「WTA1000 マドリード」の1回戦で世界78位のアナスタシア・ポタポワ(ロシア)と対戦する。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「WTA1000 インディアンウェルズ」2回戦の後、目を赤くしながら語る大坂
(Photo by Robert Prange/Getty Images)

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