25日に本戦が始まる「ATP250 ミュンヘン」(ドイツ・ミュンヘン/4月25日~5月1日/クレーコート)。西岡良仁(日本/ミキハウス)がそれに向けた予選を突破した。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。
予選第2シードの西岡は、1回戦で世界ランキング199位のマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)に6-2、6-2で勝利。両者ブレークチャンスは10回ずつだったが、西岡は9回を防いだのに対し、自分は5回のチャンスをポイントに結びつけて快勝している。
続く2回戦では第8シードのヤニック・ハンフマン(ドイツ)と対戦。第1セットで先に迎えたピンチをしのぐと、第12ゲームでブレークを果たしてセットを先取した。第2セットでは序盤にブレークし合った後、タイブレークに突入。4-2とリードしたものの、以降の6ポイントのうち5ポイントを奪われてセットを取り返される。最終セットでは早々にブレークしながら第4ゲームで追いつかれたが、直後にチャンスを生かして7-5、6-7(5)、6-4で勝利し、本戦出場を決めた。西岡がミュンヘン大会に出場するのはこれが初。
本戦1回戦で西岡は世界63位のエミル・ルースブオリ(フィンランド)と対戦する。西岡とルースブオリは2021年「ATP250 マルセイユ」で対戦し、西岡が第2セット途中で棄権していた。
本戦には、同大会で過去2回優勝している第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第3シードのライリー・オペルカ(アメリカ)、前回王者で第4シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)なども出場する。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「ATP500 アカプルコ」での西岡
(Photo by Hector Vivas/Getty Images)