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チェルシーFC買収の入札にセレナも加わる

2014年、ウサイン・ボルト(右)とともにNBAを観戦するセレナ

元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がプレミアリーグの名門クラブ、チェルシーFCの買収の入札に加わっていることがわかった。英スポーツメディア Sky Sportsが独占的に発表したのに続いて各メディアが報じている。

イギリス政府はロシアのウクライナ侵攻を受けて、ウラジミール・プーチン大統領とつながりのあるロシア人に対し、国内の資産を凍結するなどの制裁を科した。その対象となった一人、チェルシーFCのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏はチームの所有権を売却することに。現在チームはイギリス政府からの特別なライセンスのもとで運営されている。後任のオーナーをめぐっては、実業家や投資家を中心に結成された3つのコンソーシアム(共同事業体)の間で入札が行われる予定だ。国内リーグやチャンピオンズリーグで何度も活躍してきた名門チームの買収価格は25億ポンド(約4175億円)と報じられている。この度、その一つのコンソーシアムにセレナが参加していることがわかった。

セレナが加わる買収計画を主導するのはイギリス人実業家のマーティン・ブロートン氏で、これまでにリバプールFCやブリティッシュエアウェイズの会長を歴任してきた上、イギリス王室からナイトの称号を与えられている。また、同じコンソーシアムに参加するもう一人のスター選手として注目を浴びているのがF1ドライバーのルイス・ハミルトン(イギリス)だ。とりわけ、アーセナルFCのサポーターとして知られるハミルトンが、ライバルで同じロンドンに本拠地を置くチェルシーFCの入札に参加することは大きな話題となっている。

23度のグランドスラム優勝を誇るセレナと、F1の世界チャンピオンに7度輝いているハミルトンは、それぞれの競技で不動の地位を築いただけでなく、ともにビジネスでも成功を収めている。セレナは発足間もない企業への投資に重点を置くSerena Ventures LLCを経営しており、3月2日の時点で1億1100万ドル(約142億円)を集めることに成功したと伝えられる。先日にはスポーツマーケティング技術のスタートアップ企業であるOpenSponsorshipに億単位の投資を行ったことが確認された。ハミルトンも同様に若い企業への投資を積極的に行っている。

コンソーシアムの状況に詳しい関係者によれば、セレナとハミルトンがスポーツでもビジネスでも世界的なブランド力を有することが加入の大きな決め手となったという。また、このコンソーシアムにはカナダ人や台湾人、コロンビア系アメリカ人の投資家が参加しているが、セレナはそんな投資家の多様性に魅かれたとされている。セレナと同じく人種差別に強く反対する姿勢を示してきたハミルトンは、もし入札に成功した場合、チェルシーFCの多様性、公平性、包括性を促進する今後の取り組みにおいて重要な役割を果たすだろうとも伝えられている。

ほかの2つのコンソーシアムにも著名な投資家が集まっているとあって、セレナとハミルトンの加入をもってしても入札の先行きはわからないという。

今回の報道についてセレナ本人によるコメントは今のところ得られていない。怪我によりツアーから長らく離脱しているセレナは今月初めに「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)での復帰をほのめかしていた。

※為替レートは2022年4月22日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2014年、ウサイン・ボルト(右)とともにNBAを観戦するセレナ
(Photo by Andy Lyons/Getty Images)

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