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ティームが10ヶ月ぶりのツアー復帰「ポジティブな試合だった」

「ATP250 ベオグラード」でのティーム

現地19日、元世界ランキング3位のドミニク・ティーム(オーストリア)が「ATP250 ベオグラード」(セルビア・ベオグラード/4月18日~4月24日/クレーコート)でおよそ10ヶ月ぶりにツアー復帰を果たした。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

昨年6月の「ATP250 マヨルカ」で右手首を怪我して以来、戦線を離脱していたティームは、先月下旬にスペインのマルベーリャで開催されたチャレンジャー大会で公式戦にカムバック。直後に新型コロナウイルス感染が判明したため、再び離脱することを余儀なくされていたが、この度ようやくツアーにも戻ってきた。

ベオグラード大会での1回戦、ティームは世界80位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦。過去3度の対戦ではいずれも勝利していた相手だったが、3-6、6-3、4-6で敗れた。

第1セット、第4ゲームでティームは3度ショットをネットにかけてしまい、ブレークを許す。しかし直後に絶妙なドロップショットを決めてチャンスを作り、ミルマンに粘られながらも最終的にブレークバックを果たした。だが第6ゲームで再びピンチを迎え、最後はショットミスで2-4。そのままセットを落とした。第2セットではティームが重要な局面で得意の片手バックハンドを何度も決め、第4ゲームで得たリードを守り切ってこのセットを6-3で取り返す。最終セットは互いにサービスゲームをキープし合う展開となったが、ティームは4-5で迎えた第10ゲーム、アンフォーストエラーを連発してしまい、0-40で相手にマッチポイントが訪れる。最後はダブルフォールトとなり、ティームは復帰戦で勝利を飾ることはできなかった。

それでも、2時間半を超える熱戦を戦い終えたティームは、「いい感触だった」と手ごたえを口にする。「実のところ、しっかりと戦うことができて、とても嬉しいよ。守り方にも、コートでの動き方にも満足している。バックハンドもまあまあ良かったしね。フォアハンドはまだまだだったけど、今練習しているところだから次第に良くなるだろう」

キャリア最大のブランクから復帰したばかりのティームは、過去2度準優勝している「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)に向けて、少しずつ歩みを進めていくつもりだという。

「この大会やこれから先3週間は、あまり多くを期待していないよ。僕の目標は、あくまでも“全仏オープン”にいい状態で臨むことだからね。もちろん、勝ちたかったから結果は残念だけど、これだけ長い間、力強いプレーが続けられたことは嬉しい。まだ自分のテニスに欠けているもの、足りないものはあるけどね」

ティームは試合後Instagramにメッセージを投稿。「今日は計画通りには進まなかったけど、それでもポジティブな試合だったよ!」と綴っている。

ティームから初勝利を収めたミルマンは、試合を終えて握手をする際に「君が100%の状態に戻ったら苦労させられるよ」とティームに声をかけていた。ミルマンはその後もあらためて、ティームの復帰を歓迎するとともに労わっている。「戻ってきてくれて良かった。これは僕にとって会心の勝利だとは言えないね。彼は怪我から戻ってきたばかりで、それがどんなに大変かは3度の手術を経験した僕自身がよく知っているから」

ティームは今後、「ATP250 エストリル」(ポルトガル・エストリル/4月25日~5月1日/クレーコート)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場予定。その後は「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月1日~5月8日/クレーコート)、「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月8日~5月15日/クレーコート)などを経て「全仏オープン」が幕を開ける。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP250 ベオグラード」でのティーム
(Photo by Nikola Krstic/MB Media/Getty Images)

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