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ジョコビッチ、全仏には万全の態勢で臨める?コーチが語る

2021年「全仏オープン」でのジョコビッチ

今シーズン2大会目となる「ATP1000 モンテカルロ」で初戦敗退を喫した世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)について、コーチのゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)が語った。伊ニュースサイト UBI Tennisが報じている。

新型コロナワクチン接種を受けていないジョコビッチは「ATP1000 インディアンウェルズ」や「ATP1000 マイアミ」には出場できず、2月に行われた「ATP500 ドバイ」に続いて「ATP1000 モンテカルロ」がシーズン2大会目となった。しかし、第1シードのジョコビッチは当時世界ランキング46位でのちに準優勝を飾ったアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に3-6、7-6(5)、1-6で敗れて初戦敗退。試合後にジョコビッチは「試合勘でもフィジカル面でもベストの状態にはほど遠かった」とコメントしている。

2019年からジョコビッチのコーチを務めるイバニセビッチは、現在のジョコビッチについてこう語った。「ここ(モンテカルロ)に来る前、彼は体調が優れなかった。100%で戦える状態ではなかったんだ。そもそも彼は厳しい状況に置かれていた。3週間前まで“ATP1000 モンテカルロ”に出場できないと思っていたのに、フランスが新型コロナウイルスに対する制限を緩めたことで突然出られることになったからね。こういうのは精神的な負担が大きいし、思うように準備もできない。その上、体調を崩していたから、正直に言ってこの大会で大きな結果は期待していなかった。でもこれからいくつかの大会に出場するので、5、6週間後に控えた“全仏オープン”には万全の態勢で臨めるはずだ」

ジョコビッチが初戦にさえ勝てていればその後は波に乗れたのではないかと尋ねられたイバニセビッチは、「私にとって彼は史上最強の選手だから、何が起きても驚かない」と答え、こう続けた。「彼はどんな状況であっても勝つ方法を見つけて、窮地を脱することができる。ダビドビッチ フォキナとの試合については、第2セットを6-0で取っていてもおかしくなかった。それなのに一時はゲームカウント0-3とリードされ、ブレークポイントもゲームポイントも得ていたけど、エネルギーを消耗し過ぎた。今季、この大会までに彼は3試合しかプレーしていないから、これから大会に出場し続ければ、そのうちこの状況からも抜け出せるだろう」

「クレーコートはとにかく難しい。去年もこの大会での立ち上がりは悪くて、3回戦でダニエル・エバンズ(イギリス)に敗れた。直後の“ATP250 ベオグラード”も準決勝どまり。“ATP1000 ローマ”でやっと調子が出てきて決勝まで進み、“全仏オープン”で優勝した。だから、私は心配していないよ。彼は今、継続してプレーすることが必要で、試合を重ねれば勝つ方法を見つけられるだろう」

イバニセビッチはジョコビッチがワクチンを接種しないことを擁護する姿勢も示した。「これは彼の人生で、(接種するか否かは)彼が決めることだ。私は彼と彼の家族が決めたことを尊重している。彼は本気でキャリアを犠牲にしてもいいと思っているんだ。有言実行を貫き通している彼のことが大好きだよ。彼のように自分の考えをはっきりと口にする人は滅多にいない。言っていることがコロコロと変わる人がいる一方で、彼の言動は初めから一貫している。このことで彼をいっそう尊敬するようになった。このパンデミックが終わることを祈っている。そうすれば彼はすべての大会に出場することができるからね。アメリカの制限が緩和されて、“全米オープン”に出場できることを願っている」

ジョコビッチはこれから第1シードとして母国で開かれる「ATP250 ベオグラード」(セルビア・ベオグラード/4月18日~4月24日/クレーコート)に出場する。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全仏オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Adam Pretty/Getty Images)

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