• 【実際の写真】先日、一年越しの成人式の写真撮影をした内藤（振袖でテニス?!）

出場チームは日本、中国、インド、インドネシア、韓国、ニュージーランドの6ヶ国。日本は初日のインド戦、2日目のインドネシア戦で2連勝し、中国、韓国と並んで首位に立っていた。今回の日本のチームメンバーは世界ランキング129位の本玉真唯（島津製作所）、同208位の内島萌夏（フリー）、229位の内藤祐希（亀田製菓）、ダブルス世界7位の柴原瑛菜（橋本総業ホールディングス）、同8位の青山修子（近藤乳業）となっている。

3日目となった14日に対戦したニュージーランドとの第1試合では、初日に大事な開幕戦で勝利を挙げた内藤が世界1342位のValentina Ivanovに6-2、6-1で勝利。第2試合では前日に代表デビュー戦で初勝利を飾った内島が、ニュージーランドのトップ選手で世界462位のPaige Houriganに6-0、6-1で圧勝。第3試合は青山と柴原の「青柴ペア」が、ダブルスでは世界344位のHouriganと同35位のエリン・ロウトリフのペアとの6-3、4-6、6-2とフルセットになった接戦を制した。

試合後に土橋登志久監督は、「今日の3試合ともに意味があったと思います。最初のシングルス2つに関しては、やはりそれぞれ2試合目ということで、かなり精度が上がって相手を上回った、1試合目よりも良かったということが明日以降に良いつながりを持てたと思っています。ダブルスは相手も本当に素晴らしかったということがあって、第2セットでせった場面で取り切れなかった、ただ第3セットでそれを見事に修正した青山・柴原がやはりさすがだったと思いますし、これからの対戦を考えると、ああいうせった試合をやっておくということが我々にとって大きなプラスになったと思います」と話した。

また今日の韓国戦に向けては、「やることは今まで通りチームワークをもってやり抜くということ、すべてを受け入れるということ、それが我々の今回のチームのスローガンになっているので、それを全うするために最高の準備と最高のサポートをしていきたいと思います。相手も素晴らしいチームなので、すごく楽しみにしています」と語った。

第1試合で勝利を挙げた内藤は、「今日は入りが少し硬く、ゲームは取れていたんですが自分の流れにはあまり持っていけてなくて、最後までちょっと硬くてあまり思い通りにはいかなかったんですが、でもチームの勝利につなげることができて嬉しいです。初めてのセンターコートでの試合だったのですが、他のコートより風が少し強く感じたので、そこは少し難しかったですけど、何とかマネジメントして勝つことができたので良かったです」と少し硬さがあったことを明かした。

昨日に続いて勝利の内島は、「今日は自分らしいプレーが最初からできて、緊張感もあったんですが昨日よりは良くなってきて、本当に完璧に近い試合ができたので良かったです。残りの2戦はタフな戦いになることはわかっているのですが、日本チーム全員が今、良い流れで来ているので、（残りの対戦も）また自分らしいプレーができるようにしっかり準備して頑張ります」と落ち着いて話した。

2日目までは日本・中国・韓国が2勝0敗、ニュージーランド・インドネシア・インドが0勝2敗で並んでいたが、3日目を終えて日本と中国が3勝0敗、韓国2勝1敗、インド1勝2敗、インドネシアとニュージーランドが0勝3敗。また日本が9試合すべてで勝利しているのに対し、中国は昨日の韓国戦で1試合を落としての勝利だったので、試合勝率で日本が全体のトップに立った。本日の韓国戦、明日の中国戦での健闘が期待される。

（WOWOWテニスワールド編集部）

※写真は「2022ビリー・ジーン・キング・カップ」での日本チーム（左から内藤、内島、柴原、本玉、青山）
(Photo by Japan Tennis Association)