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元世界5位のツォンガが全仏後の引退を表明

2021年に「全仏オープン」会場で練習するツォンガ

元世界ランキング5位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)への出場を最後に、現役を引退することを発表した。本人がソーシャルメディアで報告した内容を、ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。

今月17日に37歳となるツォンガは、2012年2月にキャリアハイとなる世界5位に到達しており、マスターズ1000大会2つを含むツアータイトルを18個獲得している。このタイトル数は、テニスの殿堂入りを果たしているヤニック・ノアに次いでフランス人男子選手として2番目に多い。ツォンガは2008年、2011年、2012年の3回にわたってシーズン最終戦に出場。2008年の「全豪オープン」では準決勝で当時世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)を退け、決勝では世界3位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたものの、準優勝を飾っている。

そんなツォンガは2020年から腰や足の怪我に悩まされ、ツアーからたびたび離脱することに。2021年に出場した大会はわずか8つで、「ウィンブルドン」での初戦敗退を最後にシーズン終了。今年はフランス国内のチャレンジャー大会などにも参戦してきたが、戦績は「ATP1000 マイアミ」を終えた時点で3勝6敗に留まっている。ツォンガは今月6日にTwitterを更新、「今度の“全仏オープン”でプロとしてのキャリアに終止符を打つことを報告します」とのコメントを添えてYouTubeに投稿した動画を紹介した。

動画の中でツォンガはソファの上でくつろぎながら、友人と妻に引退の理由やタイミングについて語っている。

「この決断に至るまでには時間がかかったよ。ここ数年、毎日一度はこう考えている自分がいたんだ。僕は一体何をやっているんだ?どうしてこんなに自分を痛めつけているんだ?このまま努力し続ける理由は何か残っているのか?ってね。頭では一生テニスを続けられると思っているんだけど、同時に身体ではかつての自分を超える力はもうないことを思い知らされる。身体はもう限界だと言っているんだ。昔はその限界を何度も超えてきたのに。だから、これが最後になると自分の身体に伝えたかったのが引退の理由とも言えるね。(パリ五輪が開催される)2024年には間違いなくプレーしていないと思うから、ここ数週間で“全仏オープン”を最後にすることを決めた。今年で15回目の出場になるよ。この大会でこれまでに発揮してきたような力を出し切れるように、コンディションを整えておくつもりだ」

「引退する時の目標は自分らしくあること。テニス選手としてのジョーウィルフリード・ツォンガでいることだよ。これまでと同じようにいいプレーをしたいと思っている。僕は常に高い目標を掲げてきた。これがもう一度、その目標に向かって戦う最後のチャンスになる」

引退については妻と何度も話し合ったというツォンガは、その時期を来年ではなく今年の「全仏オープン」に決めるところが一番難しかったと明かしている。一方で、「引退は絶対にコートで迎えたかった」と語っており、どの大会で幕を引くかについては、最も自分のキャリアを象徴している「全仏オープン」を選ぶことに迷いはなかったという。ツォンガは「全仏オープン」でまず2002年と2003年にダブルスに出場した後、2005年からシングルスにも参戦するようになり、2013年と2015年に準決勝進出を果たしている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年に「全仏オープン」会場で練習するツォンガ
(Photo by John Berry/Getty Images)

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