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ヒンギスが史上最年少の16歳で世界女王になった日

1997年「全豪オープン」優勝トロフィーを掲げるヒンギス

今から25年前、マルチナ・ヒンギス(スイス)が16歳で世界女王となった。WTA(女子テニス協会)が当時を振り返っている。

1997年3月31日、ヒンギスは史上最年少の16歳と182日で世界ランキング1位となり、この記録は25年が経った今も破られていない。1975年11月にランキング制度が導入されて以来、10代で頂点に立った選手はわずか5人。そんな偉業を成し遂げたヒンギスが世界1位になるまでの軌跡をWTAが紹介している。

1996年10月7日 にトップ10入り
1994年にプロに転向したヒンギスは翌年のシーズンを世界16位で終え、その勢いは1996年も続いた。10月7日 に世界10位をマークしたヒンギスは直後に出場したフィルダーシュタット大会で優勝すると、その3週後に開催されたオークランド大会では決勝でモニカ・セレス(アメリカ)を退けて優勝を飾った。ニューヨークで行われたこの年のシーズン最終戦では決勝で5セットマッチの末にシュテフィ・グラフ(ドイツ)に敗れ、世界6位でシーズンを終えている。

3度目のツアー優勝で始まった1997年
ヒンギスの1996年終盤の活躍は1997年の歴史的なシーズンに向けた序章に過ぎなかった。「全豪オープン」の前哨戦となるシドニー大会に出場したヒンギスは、決勝でジェニファー・カプリアティ(アメリカ)を破って3個目のツアータイトルを獲得。その翌週、第4シードとして出場した「全豪オープン」では1セットも落とさずに初のグランドスラムタイトルを手にする。決勝の相手はメアリー・ピアス(フランス)だった。16歳と118日という若さでグランドスラムのシングルスタイトルを獲得したヒンギスは最年少記録を打ち立て、それを更新した選手はいまだに現れていない。

その後も快進撃を続けたヒンギスは、東京とパリで連続優勝。前者の決勝ではグラフが試合前に棄権したため不戦勝となった。

26連勝でついにトップに
ヒンギスはマイアミ大会の決勝でセレスに6-2、6-1で勝利し、わずか44分で試合を終わらせてタイトルを獲得した。これでヒンギスは1997年シーズン開幕から5大会連続優勝を達成し、連勝記録を26に伸ばす。この大会の後、ついに新しい世界女王が誕生することとなった。1997年3月31日、それまで通算377週もランキングのトップに君臨していたグラフに代わり、ヒンギスが正式にトップの座に就いた。その後にグラフが再び世界1位に返り咲くことはなかった。

ヒンギスはその後も連勝記録を伸ばしたが、「全仏オープン」決勝でイバ・マヨーリ(クロアチア)に敗れ、連勝は37でストップしている。世界1位になったヒンギスは、1997年の「ウィンブルドン」と「全米オープン」も制し、翌1998年10月12日にリンゼイ・ダベンポート(アメリカ)にその座を奪われるまで、80週連続でトップをキープした。キャリアを通してシングルスで5回のグランドスラム優勝を含む43個のタイトルを獲得したヒンギスは、通算209週にわたって世界1位についており、これは女子テニス史上4番目に多い記録となる。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は1997年「全豪オープン」優勝トロフィーを掲げるヒンギス
(Photo by Clive Mason/Allsport)

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