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マレー、過去18ヶ月にわたり正しい練習をしていなかった?

2021年「ATP500 ロンドン」でのマレー

元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)がこれまでの練習を振り返っている。伊ニュースサイト UBI Tennisが伝えている。

ワイルドカード(主催者推薦枠)として「ATP1000 マイアミ」に出場していたマレーは、1回戦で世界ランキング36位のフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)に7-6(4)、6-1で勝利。しかし2回戦で第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に4-6、2-6で敗れ、大会序盤で姿を消すことになった。マレーはところどころで持ち味を発揮したものの、王座奪還を目指すメドベージェフを苦しめることはできなかった。

マレーはこれで6大会続けて2回戦で敗退している。シーズン初めの「ATP250 シドニー」では決勝進出と幸先の良いスタートを切っていただけに、悔しい結果と言える。マイアミ大会を終えたマレーは記者団の前で、なぜ計画通りに進まないのかと考えた末に、過去1年半の練習が良くなかったのかもしれないという考えに至ったことを率直に告白した。マレーは長年コンビを組んできたジェイミー・デルガド(イギリス)と昨年12月に別れており、その後のヤン・デ・ウィット(ドイツ)とのトライアルもうまくいかず、黄金期を支えてくれたイワン・レンドル(アメリカ)と先月から再び組んでいる。

レンドルがチームに何をもたらしてくれるかについて聞かれたマレーは、「正しいプレーの仕方や練習の仕方をもっと明確にしてくれると思っている」と答え、こう続けた。「これまでの1年半くらいは正しい方法で練習できていなかったと思う。当然、それを数週間で修正するのは難しい。だからこそ、トレーニングに時間を割いて練習方法を変えていこうと思っている。そうすることによって、またトップ選手と競り合うくらいまでに自分のテニスを持っていけると期待しているよ」

現在34歳のマレーを支えるレンドルは、3度目となるコンビ結成の話を持ちかけられた時のことをこう話している。「マレーは私に一つだけはっきりと伝えた。“自分にあとどれだけの時間が残されているかわからないから、組むことで自分が何を得られるかがわかっている人と組みたいんだ”と。とても理にかなっていると思ったよ。だから話し合って、再び組んでみることにしたんだ」

このままマレーはレンドルが拠点を置くフロリダに残って3週間ほど集中的にハードコートでのトレーニングに励み、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)を含むクレーシーズンをまるまるスキップする。その理由として、クレーコートは手術した股関節に負担がかかるため、怪我を負うリスクを最小限に留める目的があるとマレーは以前に話している。と同時に、「ウィンブルドン」で2度優勝しているマレーは、得意とするグラスコートに焦点を当てているようだ。「全仏オープン」の期間中である5月30日からイギリスのサービトンで始まるチャレンジャー大会にマレーは出場し、一足早くグラスコートでの実戦を積む予定だという。

「ATP1000 マイアミ」でのマレーの戦いぶりについてレンドルは、「見る前は何を期待していいのかわからなかったけど、いい意味で驚かされたよ。(メドベージェフとの試合は)スコアで見るよりもずっと接戦だったと思う。ラリーは良かった。サーブをもっと決めていればもっと楽にプレーできていたはずだ」と前向きな感想を残している。レンドルは、慢性的な足の怪我を抱えながらも「全豪オープン」で優勝したラファエル・ナダル(スペイン)と同じように、股関節に金属を埋め込んだままプレーし続けるマレーも「信じられないくらい強い信念を持っている」と称えた。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ATP500 ロンドン」でのマレー
(Photo by Tony O'Brien/Getty Images)

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