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元世界5位のロブレドが引退へ。同胞のナダルに感謝

2008年のモンテカルロ大会でダブルス優勝を収めたロブレド(左)とナダル

元世界ランキング5位のトミー・ロブレド(スペイン)が、「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月18日~4月24日/クレーコート)への出場を最後に、23年間の現役生活に幕を閉じることを発表した。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

5月に40歳を迎えるロブレドはツアーで12個のシングルスタイトル、5個のダブルスタイトルを獲得し、グランドスラムの準々決勝に7度進出している。また、2004年・2008年・2009年の「デビスカップ」優勝メンバーとしても知られる。

ロブレドは2004年に優勝、2006年に準優勝したバルセロナ大会を記念すべき最後の舞台に選び、「友人や家族に引退を見届けてもらいたい」と述べている。引退を発表した際には、友人であり同大会のディレクターを務める元世界3位のダビド・フェレール(スペイン)が同席していた。ツアーで最も尊敬される選手の一人であるロブレドに別れを告げようと多くのファンが集まることだろう。2006年から2007年にかけて100週以上トップ10入りしていたロブレドは、「バルセロナ大会でファンのみんなに会えるのをとても楽しみにしている。彼らの声は聞き覚えがあるから、きっと最高の気分を味わえる」と話している。

2021年3月に第一子が誕生したロブレドにとっては、引退後もたくさんの楽しみが待っているに違いない。「これからは家族、特に娘にたくさんの時間をかけたいと思っているよ。これまでは自分にとってテニス以上のものはないと思っていたけど、今は違う。家で家族や娘と過ごしたい。あの子が初めて歩く瞬間や“パパ”と言ってくれる瞬間を絶対に逃したくないんだ」とロブレドは説明している。

「僕は昔ながらのプレースタイルで戦う選手だ。大きな怪我もせずにここまでやってこられた。練習のために朝起きることも苦痛に感じないくらいテニスが心から好きだから、こんなに長くプレーできたんだと思っている。隔離生活を強いられるまでは、全力を尽くしていたよ」

「引退後の計画は立てていないけど、また何らかの形でテニスに関わると思う。テニスに注いできた情熱と同じように、自分自身がワクワクして打ち込めることをやりたいね」

これまでツアーで900試合近くに出場し、成功への強い意志を持つロブレドは、現役生活の最後の日まで仕事に対するその姿勢を維持し続けることだろう。2006年にキャリアハイとなる世界5位にまで上りつめたものの、現在は343位でここ数年はチャレンジャー大会に参加していた。今シーズンは2試合にしか出場していないが、バルセロナでの感動的なフィナーレのために練習に打ち込んでいるという。「引退の日はいい勝負をしたい」とロブレドは意気込みを見せる。

発表後にスペインメディアの取材に応じたロブレドは、「しばらく前から引退は考えていたけど、パンデミックによってすべてが後ろ倒しになった」と経緯を説明する。また、別のメディアに対しては、7回対戦して全敗しているラファエル・ナダル(スペイン)がいなければもっと勝てたかもしれないと冗談を交えながら、ナダルとロジャー・フェデラー(スイス)の功績を称えた。ロブレドがプロに転向した1998年頃、グランドスラムの1回戦敗退によって得られる賞金は6000ユーロ(約81万円)だったのが、二人のおかげでテニスの人気がより高まり、その額が10倍になったという。「ナダルのおかげでスペインでは大会やスポンサーが増えた」とロブレドは同国のスター選手に感謝の意を表している。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2008年のモンテカルロ大会でダブルス優勝を収めたロブレド(左)とナダル
(Photo by Michael Steele/Getty Images)

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