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キリオスの二の舞?21歳選手も投げたラケットであわや接触事故

2020年「全豪オープン」でのキリオス

世界ランキング39位のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)が「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月23日~4月3日/ハードコート)の試合中に見せた行為が物議を醸した。テニス関連ニュースサイト TENNIS TONICなど複数のメディアが伝えている。

1回戦で世界60位のフェデリコ・コリア(アルゼンチン)と対戦した21歳のブルックスビーは、3-6、6-2、6-3で勝利。しかし、最終セットで4-1とリードしている場面でブルックスビーはフォアハンドがロングとなったことで苛立ちを露にし、振り向きざまにコート後方に向かってラケットを叩きつけると、ラケットはボールボーイがいる方向へと弾んでいった。ボールボーイが素早くよけたことで当たりはしなかったが、第1セットを落とした直後にもラケットを投げていたブルックスビーに対しては、1ポイントのペナルティしか課せられなかった。試合後にブルックスビーはInstagramに「今日の自分の行動について本当に申し訳なく思っている。このことから学び、コート上でもコート外でも成長し続けたい」と謝罪の言葉を投稿したが、のちに削除している。

今回の一件はノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2020年の「全米オープン」で誤って線審の喉元にボールを当てて失格となったことを彷彿とさせるとして、一部の関係者はブルックスビーも失格になるべきだったと主張。ここ最近、立て続けに怒りに任せた男子選手による危険な行為が起きているとあって、ATP(男子プロテニス協会)により厳しい対応を求める声も少なくない。また、対戦相手のコリアもブルックスビーは失格になるべきだったと発言しており、「(僕のような)ラテン系の選手が同じことをしたらきっと3ヶ月の出場停止処分を下されていただろう」と発言している。

元世界13位のニック・キリオス(オーストラリア)も、ラファエル・ナダル(スペイン)と対戦した「ATP1000 インディアンウェルズ」の準々決勝で、叩きつけたラケットが危うくボールボーイに当たりそうになり、その後に暴言と合わせて2万5000ドル(約308万円)の罰金を科せられた。キリオスは今回のブルックスビーの行動について、「彼は反省しているし、誰かに危害を加えるつもりはなかった。完璧な人間なんていない。彼はまだ若いから、周りが育ててやらないと」と擁護している。

また、わずか1ヶ月ほど前には元世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が「ATP500 アカプルコ」で主審が座る椅子をラケットで何度も叩いたことで大会を失格となり、暴言とスポーツマンらしからぬ行為で合計4万ドル(約492万円)を払っている。その後に、同じ違反行為を行った場合に追加の罰金が科せられ、ATP の大会への出場停止処分が下される保護観察期間が一年間設けられることになったが、ナダルはより厳しい罰が必要だとコメント。元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)やレジェンドのクリス・エバート(アメリカ)は、行動規範の違反に関しては女子選手の方がより重い罰を受ける傾向にあると述べている。

※為替レートは2022年3月28日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのキリオス
(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)

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