ニュース News

新世界女王となるシフィオンテクが語る

2020年「全仏オープン」で優勝したシフィオンテク

現在世界ランキング2位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、4月4日に更新される世界ランキングで新たな世界女王となることについて語った。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

シフィオンテクは第2シードとして出場している「WTA1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月22日~4月3日/ハードコート)の初戦で世界42位のビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)に快勝した瞬間、今月23日に現役引退を発表したアシュリー・バーティ(オーストラリア)に代わり、28人目の新しい世界女王になることが確定した。シフィオンテクはポーランド人のテニス選手としては男女ともに初めての世界1位となる。4月4日に20歳と308日を迎えるシフィオンテクは、2010年に20歳92日でこの栄光に輝いたカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)以来の最年少でトップに立ち、現役女子選手の中ではキム・クライシュテルス(ベルギー)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に次いで最も若い新女王となる。

今回の偉業についてシフィオンテクはこう語っている。「夢が叶ったわ。いつかは達成したい目標だったけど、自分にできるかどうか正直わからなかった。その瞬間を想像したこともなかった。毎日必死に努力してきて、良いテニスができていたとは思っているけど、それ(世界1位)が実際に起こりうるという強い信念のようなものは持っていなかったの。だから、余計に実感がないわ。これから少し変化があるかもしれないし、メディアの扱いは大きくなるかもしれないわね。でも、その覚悟はできているわ。そういうのもこの仕事の一部だと思っている。成功を目指すのなら、それも受け入れる必要があるってわかっていた」

「ファンのためにプレーしている部分もあるから、周りが熱狂してくれるとすごく嬉しいわ。でも、私としては何も変わらないと思っている。もしかしたら、身だしなみがきちんとしているかとか、テニス界をしっかりと代表できているかはもっと意識する必要があるかもしれないわね。1位になれたことにとても満足しているし、誇りに思っているわ。自分のテニスが正しい方向に進んでいると感じているから、目標は世界1位に留まり、今やっていることを続けていくこと」

シフィオンテクの世界1位が決まった直後、バーティは「彼女以上にふさわしい選手はいないわ。彼女がコートに持ち込んだ新鮮で大胆不敵なエネルギーは素晴らしいもの。1位になっても自分らしさを失わず、キャリアと夢を追いかけてくれることを願っているわ」と祝福のメッセージを送った。これに対してシフィオンテクは「彼女はとても素晴らしいアスリートだわ。私はいつもアシュリーを尊敬しているし、テニスに取り組む大きなモチベーションを彼女からもらったの」とコメントしている。

そんなシフィオンテクは世界54位だった2020年の「全仏オープン」で1セットも落とさずに初タイトルを獲得し、1975年にランキングが導入されて以来、最も低いランキングの選手として同大会の優勝を飾った。男女問わずポーランド人選手として初めてグランドスラムのシングルスタイトルを獲得するという偉業を成し遂げ、その後、2020年シーズン終了時にはWTAの Most Improved Player(最も成長した選手)に選ばれている。

2021年には「WTA250 アデレード」と「WTA1000 ローマ」で優勝し、グランドスラムでは優勝こそなかったものの4大会すべてで4回戦進出以上の成績を残してシーズンを世界9位で終え、初めて「WTAファイナルズ」への切符を手に入れた。2022年は「WTA1000 ドーハ」と「WTA1000 インディアンウェルズ」で2大会連続優勝を果たし、3月21日に更新されたランキングでキャリアハイの世界2位に到達。その数日後に114週連続で世界1位の座を守り続けたバーティに代わって世界女王になることが決まった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全仏オープン」で優勝したシフィオンテク
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 新世界女王となるシフィオンテクが語る