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25歳での引退を表明した世界女王バーティが達成した偉業の数々
先週突然にプロテニスからの引退を発表した25歳の世界女王アシュリー・バーティ（オーストラリア）について、他に言えることは何だろう？それは数字が物語ってくれる。WTA（女子テニス協会）の公式オンラインメディアが、バーティの数々の偉業を数字で紹介している。
3： 2019年から2021年まで3年連続で、世界ランキング1位でシーズンを終えた。WTA世界ランキングの導入後にこれを達成したのは、クリス・エバート（アメリカ）、マルチナ・ナブラチロワ（アメリカ）、シュテフィ・グラフ（ドイツ）、セレナ・ウイリアムズ（アメリカ）に次いで5人目。
15：2017年シーズン以降、ツアー最多となる15のタイトルを獲得。バーティの後には、12回優勝のエリナ・スビトリーナ（ウクライナ）、各10回優勝のカロリーナ・プリスコバ（チェコ）とアリーナ・サバレンカ（ベラルーシ）が続いている。
26：2017年シーズン以降、世界ランキング10位以内の26人の選手から勝利を挙げており、この数字はスビトリーナと並んでツアー最多。またトップ10選手との過去14試合のうち13試合で勝利している。
54：同じ期間中に、世界ランキング20位以内の選手から全選手中最多となる54勝を挙げている。バーティに続くのは47勝のスビトリーナ。
2：2019年6月24日に、オーストラリア人女子選手として史上2人目の世界ランキング1位を達成。これは1976年4月26日のイボンヌ・グーラゴング以来のことであった。
121：世界ランキング1位として合計121週を過ごした。これは、377週のグラフ、332週のナブラチロワ、319週のセレナ、260週のエバート、209週のマルチナ・ヒンギス（スイス）、178週のモニカ・セレス（アメリカ）に次いで、史上7番目。
114：世界ランキング1位に114週連続で在位。これは各186週のグラフとセレナ、156週のナブラチロワに次いで、史上4番目。
25：25歳にして、世界ランキング1位で引退を発表。バーティは女子世界ランキングの頂点にいながら引退する2人目の選手である。1人目は2008年5月14日に引退したジュスティーヌ・エナン（ベルギー）で、彼女もその時25歳だった。
56： 2019年に56試合で勝利し、その中で自身初のグランドスラムタイトルである「全仏オープン」タイトルや、「WTAファイナルズ」でのビリー・ジーン・キング杯など、4つのタイトルを獲得。この年に初めて世界ランキング10位内に入り、初めてランキングの頂点に登り詰め、WTAの最優秀選手に選ばれた。
$11,307,587： 2019年に1,130万ドル以上（約14億円）の賞金を稼いだ。これは1シーズンの獲得賞金としては史上2番目。
44：今年、オーストラリア人選手として男女を通じて1978年のクリス・オニール以来44年ぶりとなる「全豪オープン」優勝を果たした。
12：キャリアを通してダブルスで12回優勝。このうち5回は、ケーシー・デラクア（オーストラリア）と組んでいた。バーティにとって最大のダブルスタイトルは、ココ・バンダウェイ（アメリカ）とのペアで2018年に獲得した「全米オープン」のものだ。同年にダブルスの世界ランキングで自己最高の5位に到達している。
11：キャリア最後の11試合すべてで勝利し、2022年シーズンの初めに「WTA500 アデレード」と「全豪オープン」で続けざまにタイトルを獲得。
22：11試合連続勝利に加えて、バーティは22セットを連続で取ってキャリアを締めくくった。
78.4：2008年に統計が取られ始めてから、サービスゲーム取得率78.4%を記録。これは81.5%のセレナに次いで2位。
1,403：2017年シーズン以降に、1,403本のサービスエースを記録。この期間にバーティより多くサービスエースを打ったのはプリスコバ（1,854本）だけ。
195：84回の本戦出場の中で、195勝71敗の成績を残した。
9：オープン化以降に4つのグランドスラムのうち3つで優勝した9人の女子選手のうちの1人。バーティの他の8人は、リンゼイ・ダベンポート（アメリカ）、グーラゴング、エナン、ヒンギス、アンジェリック・ケルバー（ドイツ）、ハナ・マンドリコバ（チェコ）、セレス、バージニア・ウェイド（イギリス）。
※為替レートは2022年3月25日時点
（WOWOWテニスワールド編集部）
※写真は2022年「全豪オープン」優勝翌日の撮影会でシャンパンをあけるバーティ
(Photo by Andy Cheung/Getty Images)
