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世界1位奪還を目指すメドベージェフ「いいプレーをする準備はできている」

「ATP500 アカプルコ」でのメドベージェフ

「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月23日~4月3日/ハードコート)で世界ランキング1位の奪還を目指すダニール・メドベージェフ(ロシア)が、今の心境を語った。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

2月28日のランキング更新で初めて世界王者となったメドベージェフは、「ATP1000 インディアンウェルズ」の3回戦で当時世界28位のガエル・モンフィス(フランス)に敗れたことでその座をわずか3週間でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に明け渡すことになった。とはいえ、世界1位に返り咲いたジョコビッチとの差は55ポイントしかなく、このライバルが不在となる「ATP1000 マイアミ」で準決勝進出を果たせば再びトップに立つ。

これまでにマスターズ1000大会で4度優勝しているメドベージェフは、世界1位の奪還についてこう語っている。「常にそのことを考えているわけじゃないし、“どうして失ってしまったんだ、どうやったらまた1位になれるんだ?”って考えながら眠りにつくこともない。でも、ポイントの計算は頭に入っている。そういう記事はよく目にするしね。インディアンウェルズの時と同じような状況だよ」

「インディアンウェルズではベストのパフォーマンスを発揮することができなかった。だから負けたんだ。それで1位の座を失った。ここでいいテニスができれば、また1位になるチャンスはあると思っている。でもそれ以上に、とにかく日々の練習やすべての試合でベストを尽くせるようにしたい。その結果2位のままなら、そういうことだよ。また1位になりたければ、ここではインディアンウェルズ以上の結果を残さなきゃいけないこともわかっている」

メドベージェフは2020年の「Nitto ATPファイナルズ」や昨年の「全米オープン」で優勝したように、球速の速いコートで卓越したテニスを披露してきた。屋外のハードコートで開催される「ATP1000 インディアンウェルズ」と「ATP1000 マイアミ」については、「両方とも似たような感じだけど、すごく遅いハードコートだと思う。ほかのどのコートよりも遅いかもしれない」と述べている。「インディアンウェルズの後でコーチと一緒にいろいろと調整して、こういうコンディションの中でどうすればもっといいプレーができるかをじっくりと話し合ったんだ。いい調整ができたと思っているし、いいプレーをする準備もできている」

強気な姿勢を示すメドベージェフだが、「マスターズ1000大会では強い対戦相手ばかりだ」とも認めている。その言葉通り、マイアミの初戦では元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)として出場している世界85位のマレーは、1回戦で世界36位のフェデリコ・デルポニス(アルゼンチン)に7-6(4)、6-1で勝利した。

一方で、現在メドベージェフの順位を脅かす可能性があるのは自身のプレーやジョコビッチの結果だけではない。ロシアのウクライナ侵攻を受け、イギリスのスポーツ大臣を務めるナイジェル・ハドルストン氏は今月15日、ロシアの選手が「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)に出場するためには、ウラジミール・プーチン大統領の支持者でないことを示す必要があるかもしれないと発表し、大会側も積極的に議論に加わっているという。

そのことについて聞かれたメドベージェフは「“ウィンブルドン”の件について特に言いたいことはない。成り行きに任せるしかないよ。僕はただ一つひとつの大会で精一杯プレーしようとしているだけだ」と述べ、当たり障りのない回答に徹した。また、これまでと同様に世界の平和を願っていると口にしたものの、ウクライナで起きている戦争については触れていない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 アカプルコ」でのメドベージェフ
(Photo by Hector Vivas/Getty Images)

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