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誰もやらないロブを6回も!インディアンウェルズ名セリフ集(後編)

2021年「全米オープン」でのラドゥカヌ

記者会見室では、選手の口から様々な物語が紡ぎ出される。現在開催中の「WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月9日~3月20日/ハードコート)のプレスルームも例外ではない。WTA(女子テニス協会)の公式ウェブサイトが、選手たちが大会中に残した印象的な言葉を紹介している。今回は後編をお届けする。

パウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)
昨年の今大会覇者であるバドーサ ジベルトはスペインの選手だが、実はアメリカはニューヨークのマンハッタン生まれ。アメリカでプレーする時はいつも、慣れ親しんだ環境に戻ってきたように感じるという。

「アメリカは第二の祖国みたいなものなの。昨年インディアンウェルズに来た時もそう言った。観客が応援してくれているとすごく感じる。ここでは、とても気持ちよくプレーできるわ。ここの観客が大好きよ。そう、まるで私の2つ目の故郷って感じ。スペインの人たちがこの発言を聞いていないことを祈るわ(笑)」

アリソン・リスク(アメリカ)
第8シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を破り、初の「WTA1000 インディアンウェルズ」3回戦進出を果たしたリスク。モチベーションを上げるために、特にベテラン選手と対戦したいと語った。

「実は、そのこと(31歳になったこと)について考えることが多いの。何年も努力してきたことが、ここ数年でやっと掴めたんじゃないかという気がしている。カイア・カネピ(エストニア)やベラ・ズボナレワ(ロシア)のように、歳を重ねても成功を収めた選手たちを本当に尊敬している。今まで以上に、そういう人たちと対戦したいと思っているの」

エマ・ラドゥカヌ(イギリス)
わずか18歳で「全米オープン」で優勝し、一気にトップ選手の仲間入りを果たしたラドゥカヌは、冷静に物事を見るようにしている。

「私がどの試合もきれいに勝って、すべての大会で優勝すると、突然みんなが期待するようになった。でも現実的に考えて、もし去年『今年の目標は何?』って聞かれたら、『グランドスラム本戦の1回戦で勝ちたい』って答えたと思う。(今年)私はオーストラリアでそれをやった。正直、去年だったら、それだけで私は1年やりきったと思ったはず。人にとっては散々な結果かもしれなくても、私にはポジティブなことなの。私は、みんなにそれを再認識させ続けなきゃいけないと思う。巻き込まれないように。最近は、私が慣れるまで時間がかかるんだと人々は気付き始めていると感じる。忍耐は大事。一通り浮き沈みを経験して落ち着いてきたら、どこかで釣り合いを見つけられるわ」

カロリーナ・プリスコバ(チェコ)
プリスコバは、シーズン初めの2ヶ月間、大会出場を見送る原因となった腕の怪我について説明。

「ジムで転んだの。ジャンプをしていて、(右腕の橈骨を)骨折した。パキって音がしたわ。完全に折れていた。最初の2週間くらいギプスをして、その後少しずつ動かし始めた。1月末には柔らかいボールを打っていたわ。バックハンドも打てるようになった。一番大きな問題はサーブだった」

ココ・ガウフ(アメリカ)
先日18歳になったガウフは、3回戦でシモナ・ハレプ(ルーマニア)に敗退。彼女は2019年の「ウィンブルドン」でハレプと初めて対戦した時に感じた直感について語った。

「彼女はとてもいいプレーをしていた。そして、理由は分からないけれど直感みたいなものがあって、この選手が大会に優勝するなと思うと、そうなるの。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)も出場していたことは知っていたけれど、ハレプと試合をした後は、彼女が決勝に行くと思った。『すごくいいプレーをするな』って思ったの」

「トップ選手との豊富な対戦経験があったわけじゃないんだけれど、それでも彼女のプレーの良さは伝わってきた。彼女が決勝に行くって確信してた。結果的に、彼女は優勝した。こういうことは何度か起こっている気がする。私は、その大会に優勝した選手に負けるの。負けると、ああ、この人が優勝するなって何となく分かる気がする」

マリー・ブーズコバ(チェコ)
ブーズコバは、WTAが提携しているインディアナ大学イースト校の経営学科を5月に卒業する喜びを語った。

「とても楽しかったわ。世界について、違う視点を与えてくれたし、たくさんのことを学べた。色々なものの仕組みを学べて、経営学はとても楽しい教科だった。選択教科では美術や写真、音楽のクラスを取ったわ。ただ、今はメキシコから帰ってきて少し遅れてしまってる。いつも夜プレーしていたから、一日中疲労困憊だったの。でも、今週なんとか追いつこうとしているわ。卒業はすごく楽しみ。卒業式は、家族と一緒に行く予定なの。とても嬉しいし、ワクワクしている。ローブなんかも用意したわ。何日か素敵な日を過ごして、その1週間後には“全仏オープン”よ」

ペトラ・マルティッチ(クロアチア)
ラドゥカヌとの試合で驚いたことは何かと聞かれたマルティッチは、思わず笑い出してこう言った。

「ロブね。本当にイライラしたわ(笑)!『マジで?』って。こんなこと誰もやらないのに、彼女は急に出てきて6回もやったのよ!」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全米オープン」でのラドゥカヌ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

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