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キリオスに残念な幕切れ。ナダルとアルカラスが準決勝へ[ATP1000 インディアンウェルズ]

「ATP1000 インディアンウェルズ」でのナダル

「第5のグランドスラム」とも称される「ATP/WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月9日~3月20日/ハードコート)。現地17日に男子シングルス準々決勝2試合が行われた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

1試合目では、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)とワイルドカード(主催者推薦枠)の世界ランキング132位ニック・キリオス(オーストラリア)が対戦。過去8回の対戦(ナダルの5勝3敗)のうち一方のストレート勝利に終わったのは3試合だけと、多くがもつれる展開となっていた通り、9回目の対決も競ったものとなった。

先にブレークしたのはキリオス。第1セット第3ゲームでチャンスを掴むと、最後はナダルのダブルフォールトで2-1とリードする。その後は互いにサービスゲームをキープし合うが、第10ゲームでいいリターンでポイントを重ねたナダルに初めてのブレークチャンス。キリオスのフォアハンドがアウトとなり、ブレークバックに成功する。

続く第11ゲーム、ナダルのショットがネットに当たってボールの軌道が変わるもキリオスが素早い反応で返す。しかしその返球を決められ、キリオスはラケットをコートに叩きつけた。キリオスは続くポイントではラリーからドロップショットを沈め、両手を上げて観客を煽る。キリオスはさらに、ナダルのゲームポイントとなったポイントで、時速175kmのウィナーを決めてデュースとした。だが、ナダルにそこから2ポイント連取でキープされ、キリオスは再びラケットを叩きつけて破壊する。

そのままタイブレークに突入するが、キリオスは集中力を失ったのか0-6と大きくリードされてしまう。そしてナダルにセットポイントが訪れた中、キリオスはファンに対して卑猥な言葉を使ったとしてポイントペナルティを科せられ、第1セットを落としてしまった。

第2セットに入っても、キリオスは数回アンダーサーブを披露するなどして引き続き会場を沸かせる。ただ、苛立ちは募っているようで、ゲームの合間には騒々しい観客に対処していないとして主審に噛みつく場面も見られた。キリオスの6-5で迎えた第12ゲーム、ナダルのショットがネットにかかって15-40となり、キリオスに2つのセットポイント。ドロップショットを拾ったキリオスが最後はナダルのロブを背面ショットで決め、セットカウント1-1とした。

最終セット、ナダルとキリオスがそれぞれ2度のブレークポイントを逃して3-3で迎えた第7ゲーム、ナダルに訪れた3度目のチャンスでキリオスがダブルフォールト。これで3-4となってしまったキリオスは、そのゲームの直後、あらためて騒ぐ観客に関する不満を主審にぶちまけた。

1ブレークアップのままナダルがサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームで取り、7-6(0)、5-7、6-4で開幕19連勝。準決勝進出を決めている。

試合が終わった後、怒りの収まらなかったキリオスは再びラケットをコートに叩きつけており、これが大きく跳ねて危うくボールキッズに当たるところだったためブーイングを浴びることになった。

ナダルは試合について以下のように振り返っている。「時々はいいプレーができた。彼はあっというまにラリーの流れを変えるしサーブも強烈だから、対戦するのはいつも大変なんだ。ただ、第3セットではいいテニスができたと思う。リターンもサーブも良かったね」

準々決勝もう1試合では、前回王者である第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)と第19シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が顔を合わせた。昨年の「全米オープン」でアルカラスにストレート負けを喫したノリーは「できればリベンジしたい」と試合前に話していたが、第1・第2セットともに先にブレークしながら逆転されるという展開で4-6、3-6のストレート負け。

これにより、準決勝でナダルとアルカラスが対戦することになった。二人は昨年の「ATP1000 マドリード」で初めて対戦、その時はナダルが18歳の誕生日だった当時世界120位のアルカラスに6-1、6-2で勝利していた。それからの10ヶ月で世界19位まで浮上と大きく成長したアルカラスは、2回目の対決を楽しみにしている。

「(初対戦では)とにかく緊張しながらプレーしていたのを覚えているよ。その後、何度か一緒に練習したから、彼との対戦がどういうものになるかは前よりもわかっている。今回はもう少し違った試合になるんじゃないかな。また大敗する可能性もあるけど、何が起こるかはわからないからね。ラファと対戦するのは大変だけど、同時に楽しみでもあるんだ。憧れの人と対戦することなんてめったにないからね。たとえ負けても幸せだろうけど、ちゃんと集中してベストを尽くし、チャンスを掴みたい」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのナダル
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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