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名コーチが今年組んだ20歳選手と早くも離別。直後に選手は途中棄権

「WTA250 メルボルン2」でのアニシモワ

名コーチとして知られるダレン・ケーヒル(オーストラリア)が、今季から組むようになった世界ランキング43位のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)との関係を早くも解消していたことが明らかとなった。米テニスメディア Tennis World USAなど複数のメディアが報じている。

ケーヒルは元世界女王のシモナ・ハレプ(ルーマニア)との長年の師弟関係を昨年9月に解消し、今シーズンはトライアル期間としてアニシモワの指導に当たることに。2019年にキャリアハイとなる世界21位をマークした20歳のアニシモワは、ケーヒルコーチが同行した「WTA250 メルボルン2」で約3年ぶりとなるツアー2度目の優勝を飾っている。続く「全豪オープン」では第13シードとして出場していた大坂なおみ(日本/フリー)に3回戦で勝利。続く4回戦でのちに優勝した第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)に敗れるも、順調な滑り出しを見せていた。

ケーヒルは、今回の関係解消はアニシモワ個人とは関係なく、ツアーに関わることによる負担が原因だと米New York Times紙のテニスライターであるベン・ローゼンバーグ氏に説明している。「WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月9日~3月20日/ハードコート)に同行していたケーヒルは、最初の練習の後でアニシモワに今回の決断を伝えたという。そのことが関係しているかどうかは不明だが、アニシモワは2回戦を途中で棄権しており、その経緯が一部で取り沙汰されることになった。

第18シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)と対戦した2回戦、アニシモワは第1セットを6-2で取り、第2セットも先にブレークしたものの、4回のマッチポイントを逃している。結局フェルナンデスがタイブレークの末に第2セットを取る。その直後、ベンチに戻ったアニシモワは気分が悪いと訴え、メディカルスタッフに診てもらうまで待つよう何度も声をかける主審を無視して、泣きながらコートを去ってしまった。

この突然の棄権によってアニシモワはSNS上で批判を浴びることになり、マッチポイントを決め切れなかったことが精神的な弱さを表していると指摘する声も多くあがった。棄権から数時間後にアニシモワはTwitterに声明を投稿している。

「残念ながら数日前からかなり体調が悪くて、昨日は起きた時から気分がすぐれなかったの。それでも試合をなんとか戦って大会に残りたいと思っていた。でも、あの時点では自分の健康を危険にさらしているような気がして、もう試合を続けることができなかった。このような形で終わることになって残念だけど、時にはそういうこともあると思っている。次はもっとうまくやれるように頑張るわね。近いうちにまたコートに戻れるのを楽しみにしているわ。そして、お願いだからネガティブなコメントは自分の中だけに留めておいてね」

アニシモワは大会前に同会場で行われたエキシビション大会、「アイゼンハワーカップ」に、肘の怪我により欠場した世界2位のバーボラ・クレイチコバ(チェコ)の代わりとして出場し、見事チャンピオンになっている。シーズン序盤の好成績もあり、今大会の注目選手の一人と見られていただけに残念な幕切れとなった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「WTA250 メルボルン2」でのアニシモワ
(Photo by Graham Denholm/Getty Images)

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