1月に「全豪オープン」で3つ目のグランドスラムタイトルを手にした世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)が、「WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月9日~3月20日/ハードコート)と、2連覇中の「WTA1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月22日~4月3日/ハードコート)を欠場することを発表。「全豪オープン」準優勝のダニエル・コリンズ(アメリカ)も、怪我のため両大会を欠場することがわかった。一方で、元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)や元全豪女王のソフィア・ケニン(アメリカ)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)でのインディアンウェルズ大会出場が決まっている。米テニスメディアTennis.comなど複数メディアが報じた。
WTA(女子テニス協会)に寄せられた声明によると、バーティは以下のように述べている。「“全豪オープン”後に体が思ったように回復せず、インディアンウェルズとマイアミの大会に出場する準備ができませんでした。どちらも大好きな大会なので出場できないのは悲しいですが、体を回復させることに集中しなければなりません。4月の“ビリー・ジーン・キング・カップ”には出場したいと思っています。昨年は出場できなかったので、また緑と金色のオーストラリアのユニフォームを着るのが待ちきれません」
「もっと重要なことは、ここしばらく我がオーストラリアでも世界でも、大変なことが起こっています。クイーンズランドやニューサウスウェールズで洪水被害を受けられた方々のことを想っています。そしてウクライナの人々、とりわけ同僚のテニス選手のみんなのために平和を願っています」
そしてコリンズも、長引く怪我のため両大会を欠場することとなった。またグアダラハラ大会の1回戦途中で怪我のために棄権した全米女王のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)も、インディアンウェルズ大会の出場が危ぶまれている。
一方、インディアンウェルズ大会には2018年チャンピオンである大坂なおみ(日本/フリー)がワイルドカードで出場することは既に発表されていたが、その後、マレーとケニン、さらには世界134位のニック・キリオス(オーストラリア)と世界130位のジャック・ソック(アメリカ)にもワイルドカードでの出場権が与えられた。3年ぶりに春開催となった「ATP/WTA1000 インディアンウェルズ」での選手たちの活躍を期待しよう。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2021年「WTA1000 マイアミ」のトロフィーを掲げるバーティ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)
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