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ボールボーイからスター選手へ。ルードがデビスカップにかける思いを語る

2021年「Nitto ATPファイナルズ」でのルード

世界ランキング8位のキャスパー・ルード(ノルウェー)が、3月4日・5日に開催される「デビスカップ・クオリファイアーズ」出場に向けて、かつてボールボーイだった自分が代表チームのスター選手となったことについて語った。大会の公式ウェブサイトが伝えている。

今回ノルウェーはシーズン後半に行われる「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」への初出場を懸けて、ホームでカザフスタンと対戦する。代表チームのトップ選手として出場する23歳のルードは、かつて同大会が首都オスロで開催された際にボールボールを務めた思い出を語った。

「ノルウェーチームの一員としてボールボーイをやったことがあるんだけど、選手のサーブがお腹に当たったのをよく覚えているよ。だいぶ痛かったね。当時はまだ小さくて、スポンサーが提供してくれたおしゃれな服を着たのが印象に残っている。とにかくボールボーイとしてベストを尽くしたいと思っていた記憶があるよ」

その後ルードのキャリアは花開き、昨年ノルウェー人選手として初めてトップ10入りを果たした。もしノルウェーが初めてファイナルズに出場できたなら、ルードが大きく貢献したことは間違いないだろう。しかしその前には、2011年以降に5回ベスト8を記録し、3年連続のファイナルズ出場を目指す「デビスカップ」常連国のカザフスタンが立ちはだかる。世界32位のアレクサンダー・ブブリク率いる、策略に富むチームが相手だが、それでもルードはノルウェーチームが背負っている使命にも似た高い志を語った。

「ノルウェーが“デビスカップ”のファイナルズに行けたら快挙だ。僕はできると信じている。このステージで戦うのはノルウェーにとって初めてで、これまではワールドグループでさえ高い目標だとされてきた。僕は(2015年に)初めて“デビスカップ”でプレーした時、チームとの話し合いでワールドグループ出場を目標にしたのを覚えている」

「僕たちはずっと強豪国や強豪選手と対戦したいと思っていて、やっとそのチャンスが来た。選手にとってはもちろん嬉しいことだけど、一番喜んでいるのは20年以上キャプテンを務めてきたAnders Hasethじゃないかな。彼は今週の試合を楽しみにしているけど、かなり緊張してもいるみたいだ」

「ノルウェー全体にとっても大きな意味を持っていると思うよ。サッカーで言えばワールドカップに出場するようなものさ。もちろんワールドカップは4年に一度なのに対して“デビスカップ”は毎年あるけど、トップクラスの国同士が戦うことには変わりない。今年のファイナルズには16チームしか出場できないから、そこに出られれば世界で最も強い16チームの一つということになる」

ノルウェーの「デビスカップ・クオリファイアーズ」出場はルードの父親にとっても大きな意味を持つだろう。現在はルードのコーチを務める父親のクリスチャン・ルードも選手として1989年から2000年にかけて“デビスカップ”に出場し、シングルスでは24勝15敗を記録。その間にノルウェーが収めた最高成績は1995年のワールドグループのプレーオフ進出だ。

ルード自身もすでに「デビスカップ」で経験を積んでおり、シングルスでは16勝3敗、ダブルスでは4勝5敗。彼がデビューした2015年当時のノルウェーはワールドグループIIIで戦っていたが、ルードは初戦で勝利を挙げたくてとにかく緊張したと振り返る。それ以来、毎年この大会を楽しみにしてきたルードは、普段の孤独な戦いと違って、チーム同士で戦う特別な雰囲気が好きだという。ノルウェーで開催されるATPのツアー大会はないため、ホームの熱狂的な観客の前で勝利を挙げるのも一段と楽しみだと意気込んでいる。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「Nitto ATPファイナルズ」でのルード
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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