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コート上で高級車と選手があわや接触!

「ATP250 デルレイビーチ」にてBMWの置かれたコートでプレーするライリー・オペルカ

世界ランキング7位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、試合中のコートにもっとスペースを確保するよう呼びかけた。米テニスメディア Tennis World USAなど複数のメディアが報じている。

ルブレフが言及したのは、2月中旬に開催された「ATP250 デルレイビーチ」の準々決勝。予選から勝ち上がった当時世界151位のステファン・コズロフ(アメリカ)が、コートの隅に停められていた広告用のBMWの車を誤って傷つけてしまったのだ。この時のコズロフは、世界41位だったトミー・ポール(アメリカ)がデュースコート側から放ったサーブを返そうとして、車の手前すれすれでラケットを振ったところ、ラケットが高級車に当たってしまった上にリターンも失敗に終わっている。その直後、コズロフはラケットで車を叩きそうになるのを堪え、傷をにらみつけていた。

試合中の接触事故と言えば、昨年の「ATP1000 シンシナティ」で世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)も、ボールを追っている最中にコート後方に設置されていた中継カメラに衝突するというアクシデントに見舞われている。怒りを露にしたメドベージェフは転倒したカメラを蹴り、主審に悪態をついた。その時の対戦相手がルブレフだった。メディカルタイムアウトを取ってこの時にぶつけた左手を手当てしてもらったメドベージェフは、この一件が影響したのか、それまで4戦全勝だったルブレフ相手に初めてセットを落とし、最終的には逆転負けを喫している。

両方の事件を受けて、ルブレフはATPが機材に関してもっと責任を持つべきではないかと主張し、ベースラインの後方に確保されたスペースが少なすぎると指摘。選手の身の安全も案じている。「センターコート以外のコートは周りのスペースが少ない。個人的にはセンターコートでさえ十分ではないと思う。カメラや車は高価なものだし、そういったものがない方が選手だってもっと安全にプレーできる」

ルブレフはメドベージェフの件にも触れた。「シンシナティでもダニールがカメラにぶつかるという同じような出来事があった。ダニールのようによく走る選手の多くは、かなりのスペースを必要としている。だから、コートの使い方を考え直して、選手にもっとスペースを与える必要があると思う」

一方、名前を挙げられたメドベージェフは、コズロフのラケットが車と接触する瞬間を捉えた動画をTwitterに投稿し、「君がそこからリターンを打つのは構わないけど、BMWは打たないでくれ!それは僕の一番好きな車なんだ」とコメントを添えている。それもそのはず。メドベージェフは昨年にBMWとのスポンサー契約を更新しており、数週間前に迎えた26歳の誕生日にはBMWの車を手に入れている。

適用されることは稀だが、ATPはコート上の物品に関する規定をルールブックに設けており、スーパーバイザーは選手、審判、ボールパーソンの安全に影響を与える可能性のある物(広告を含む)を撤去するよう指示できるという。だが、中継カメラならまだしも、試合中に車を移動させるのは現実的とは言えない。そもそも設置すること自体を承認しているのもスーパーバイザーなのであれば、ルブレフが主張するように、スペース確保のために最初から置かないことを検討してもらった方が良さそうだ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP250 デルレイビーチ」にてBMWの置かれたコートでプレーするライリー・オペルカ
(Photo by Aaron Gilbert/Icon Sportswire via Getty Images)

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