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ナダルからも失格は「妥当」とされたズベレフ、罰金などの処分が明らかに

2020年「全仏オープン」でのズベレフ

「ATP500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月21日~2月26日/ハードコート)で試合終了直後に主審の椅子をラケットで何度も叩き、大会から去ることになったアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)。彼に科される罰金の金額が発表された。英BBCほか複数のメディアが報じている。

ズベレフはマルセロ・メロ(ブラジル)とともに出場したダブルスの1回戦で、ラッキールーザーのペアに2-6、6-4、[6-10]で敗戦。試合終盤にズベレフはアウトだと思ったボールがインと判定されたものの、この大会ではチャレンジシステムが使えないため判定が覆ることはなかった。

その判定に納得できなかったズベレフは、試合が終了した後で主審と握手を交わすことなく、ラケットで主審の座っている椅子を4度殴打。試合中から主審に対して激しい言葉で文句を言っていたズベレフは、あらためて主審が試合をめちゃくちゃにしたとして罵声を浴びせた。殴打の一部は主審の足に当たりそうな場所だったこともあり、ズベレフは大きな批判を浴びることに。

この結果、ズベレフは失格処分となり、2回戦進出が決まっていたシングルスでもプレーしないことが決まった。事件の翌日、本人はSNSに謝罪文を掲載している。

そしてこの度、ズベレフに対する処分をATPが発表した。罰金の金額は4万ドル(約460万円)で、内訳は暴言とスポーツマンらしからぬ行為で2万ドル(約230万円)ずつ。これはATPがそれぞれの項目で課すことのできる最大限の金額となる。また、大会で得たポイント、3万1570ドル(約363万円)の賞金も取り消されることに。今後の調査によっては出場停止処分が科される可能性もあるという。

この件を受けてベテラン選手たちがコメント。テニス選手の中でも特にマナーの良いことで知られるラファエル・ナダル(スペイン)は、以下のように話している。

「僕自身はアレクサンダーといい関係を築いているけど、(失格)処分は妥当だと思う。あんな振る舞いはすべきではないし、彼は我を忘れていたわけではないと思うからね。残念なことに、アレクサンダーが見せた振る舞いはソーシャルメディアで拡散され、多くの子どもも目にすることになるだろう。そういう子どもたちの手本になるためにも、僕たちは尊敬の念を忘れるべきではない」

2020年の「全米オープン」で腹立ちまぎれに打ったボールが線審に当たってしまい失格処分となったノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、そんな自身の体験も交えながらコメント。

「僕もコート上で癇癪を起こして間違いを犯したことがある。だから選手がどんな思いでいるかはわかるよ。とはいえ、彼の言動を正当化するつもりはない。彼自身も声明で、間違いを犯したことを認めている。だから失格処分は厳し過ぎる判断ではないと思う。僕自身、1年半前にグランドスラムで意図せず線審にボールをぶつけてしまい失格処分になった。あれは間違いだったし、受け入れたよ。彼も自らの行動を振り返り、二度とこういうことをしないように願っている」

そして、過去に自らもコートで何度も苛立ちを露にしたことのあるアンディ・マレー(イギリス)は、「自分が天使だなんて言う気はないよ。完璧な人間じゃないからね」と前置きしつつ意見を述べた。

「良くないことだね。危険だし無謀な行為だ。多くのアスリートは苛立ちを覚えることがあるものだ。僕自身もそうだしね。コート上でいつでも、こうありたいと思うような姿を見せられているわけじゃない。とはいえ、審判のすぐそばで何度もラケットをぶつけるようなことはしてはならない」

※為替レートは2022年2月25日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全仏オープン」でのズベレフ
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)

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