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ズベレフ、主審の椅子をラケットで何度も叩き失格処分に

2021年「全仏オープン」でのズベレフ

「ATP500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月21日~2月26日/ハードコート)で、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が試合終了直後に主審の椅子を何度も叩き、大会から去ることになった。伊ニュースサイト UBI Tennisほか多くのメディアが報じている。

今大会でまずズベレフは、第2シードとして出場したシングルスの1回戦で世界ランキング47位のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)に第2セットのタイブレークで2度マッチポイントを握られながらも凌ぎ、3-6、7-6(10)、6-2の逆転勝利。今大会では第1試合が現地の午後6時からスタートしており、多くの試合が長引いた関係で、3時間20分続いたズベレフの試合が終わったのはなんと現地22日の午前4時54分。午前4時34分に終わった2008年「全豪オープン」のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)対マルコス・バグダティス(キプロス)を抜いて、プロのテニスの試合として最も遅くに終わった一戦となった。

その試合後、「歴史の一部になれて嬉しい」と、早朝まで続いた試合を前向きに捉えていたズベレフ。しかし、同日に出場したダブルス1回戦で事件は起きた。

マルセロ・メロ(ブラジル)とともにラッキールーザーのペアと対戦したズベレフは、2-6、6-4、[6-10]で敗戦。最後の10ポイントのタイブレークで、ズベレフとメロはアウトだと思ったボールがインと判定されてしまう。この大会ではチャレンジシステムが使えないため、判定が覆ることはなく、これで相手にマッチポイント。結局、次のポイントを相手がサービスエースで決め、ズベレフ/メロ組は敗れた。

ズベレフは判定に納得できなかったようで、試合後に相手ペアとは握手したものの、主審のところへ近づいた時には彼と握手することなく、主審の椅子を3度ラケットで殴打。一旦ベンチに座った後、すぐに立ち上がると主審に罵声を浴びせながらもう1度ラケットで椅子を叩いた。殴打の一部は主審の足に当たりそうな場所だったこともあり、ズベレフは大きな批判を浴びることに。

その結果、ズベレフは2回戦進出が決まっていたシングルスでプレーしないことに。大会側がTwitterにて「ズベレフは火曜のダブルスの試合における非スポーツマンシップ的行為により、大会から去ることになった」と発表している。その後、本人はSNSに以下のような謝罪文を掲載。

「昨日のダブルスの試合の最中とその後に起きたことを僕がどんなに悔いているかを言葉にするのは難しい。主審には個別に謝罪したよ。彼に向けてしまった僕の怒りは間違ったものであり容認できないからね。自分に失望している。あんなことは起きてはならなかったし、弁解の余地はない。ファンのみんなや大会運営者、そして僕が愛しているテニスそのものにも謝りたいと思う」

「僕はいつだってコートですべて出し切ってきた。だが、昨日はやり過ぎてしまった。これから数日かけて自分の行動を振り返り、二度とこんなことは起こさないようにしたい。みんなを失望させてしまい申し訳ない」

この一件によりズベレフにさらなる処分が下されるかどうかは不明だ。ズベレフは今後、「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月10日~3月20日/ハードコート)に出場する予定となっている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全仏オープン」でのズベレフ
(Photo by Tnani Badreddine/Quality Sport Images/Getty Images)

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