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バーティの全豪優勝後のある行動が調査される羽目に

「全豪オープン」でのバーティ

先月の「全豪オープン」でオーストラリア人女子選手として44年ぶりの優勝を飾った世界女王のアシュリー・バーティ(オーストラリア)。祝福ムードの裏で、バーティのとある行動が調査される羽目になった。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じている。

第1シードのバーティは、決勝で当時世界ランキング30位だったダニエル・コリンズ(アメリカ)をストレートで下し、3つ目となるグランドスラムタイトルを手にした。国民から多大な期待を寄せられながらその重圧をものともせず、大会を通して1セットも落とさずに7試合すべてストレート勝利を収めている。優勝を決めた直後、ロッド・レーバー アリーナで歓声を挙げたバーティは、母国の観客の前でトロフィーを掲げた。

問題視されることになったバーティの行動が起きたのは、その決勝直後に同大会を放送する豪テレビ局 Channel 9の番組に生出演していた時のこと。親友であり元テニス選手の司会者、ケーシー・デラクアを含むスタッフに勧められ、バーティは番組内で祝杯をあげることに。瓶を手に「私はコロナビールが大好き」と言い、嬉しそうにビールを飲むバーティの姿をカメラが捉えている。一見すると何も問題のないように思われたこの行動に対してファンからの反応は好意的だった。ところが、国内の人気オーディション番組の元司会者であるJames Mathison氏は、バーティが番組内でビールを飲んだことについてChannel 9が「アルコールを美化している」と主張。これが国内で議論を巻き起こすきっかけとなった。

Mathison氏の発言が反発を受けた一方、その意見を支持する人たちも現れたことでMathison氏は「オーストラリアとアルコールとの関係を指摘するつもりだった」と強気の姿勢を示した。さらに、オーストラリア国内におけるアルコールマーケティングの内容と起用を取り締まる機関であるAlcohol Beverages Advertising Code(ABAC)にも苦情が寄せられることに。その苦情は、「あの番組はアルコールを美化し、誇示しており、有料の宣伝だったとしたら非常に欺瞞的だ。もしお金を払っての宣伝でないなら、なぜ全員が飲んだのだろうか?多くの子どもたちが決勝を見るために起きていて、大勢の女の子のお手本になっているバーティがあのような行動を取ったのはとても残念だ」といった内容だ。

プロトコルに従ってこの苦情に対する調査を行ったABACは、番組で提供されたビールの製造元2社に問い合わせ、いずれも同番組と直接的な契約はないことを確認。番組内でビールが提供されたことはマーケティング上で問題ないと判断し、「日常生活の中でアルコールに言及することがすべて“アルコールマーケティング”に該当するわけではない」として訴えを退けた。ABACはまた、バーティがビールを飲んでいる様子が放送されたのは午後9時30分で、テレビでアルコールの広告を放送することが許されている時間帯だったとも指摘。「多くのオーストラリア人は責任を持ってビールを楽しんでおり、テレビで出演者が適度な量のビールを飲む様子を放送することは、無責任または不快な行為とは見なされません」と声明を結んでいる。

思わぬところで槍玉に上げられることになったバーティだが、ABACの調査によってビールを飲んだ行為が問題なかったと証明されて何よりと言えよう。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」でのバーティ
(Photo by Getty Images)

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