先月、「全豪オープン」男子シングルス2回戦で元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)に勝利した世界ランキング110位のダニエル太郎(日本/エイブル)。「ATP250 ドーハ」(カタール・ドーハ/2月14日~2月19日/ハードコート)1回戦での再戦には敗れた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが伝えている。
今週はもともと「ATP250 デルレイビーチ」の予選に出場する予定だったが、「ATP250 ドーハ」の本戦に繰り上がりで入ることができたため急遽同地に向かっていたダニエル。それによって、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するマレーとおよそ3週間ぶりに再び顔を合わせることになった。
「全豪オープン」でのダニエルはウィナー(46:38)、アンフォーストエラー(21:49)の数でいずれもマレーに優ったが、今回はウィナー(11:20)、アンフォーストエラー(15:12)ともに相手の方が優れていた。第2セットの第1ゲームで得た唯一のブレークポイントはモノにしたものの、それ以外ではチャンスを作れず、2-6、2-6のストレート負けに終わった。
マレーは試合後、「彼はオーストラリアでとてもいいプレーをした。好調だったし、僕よりも状態が良かった。今回、僕は1ポイント目から試合をコントロールする側になろうと思ったんだ。それがうまくいったね。ここ数ヶ月の中でも特にいい試合ができた」と述べている。
マレーは第2セット開始直後にブレークされたが、すぐさまダニエルのサービスゲームをブレークバック。3度のデュースと多少もつれたものの、最後はこのゲーム4度目のブレークチャンスで得意のバックハンドでウィナーを決めた。
2008年、2009年に同大会を連覇しているマレーは、2回戦で第2シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。
今後のダニエルは、来週「ATP500 ドバイ」に出場、再来週には「デビスカップ・クオリファイアーズ」で日本チームを率いて第10シードのスウェーデンとアウェイで戦う予定だ。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「全豪オープン」でのダニエル太郎(右)とマレー(左)
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
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