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およそ1年離脱中のワウリンカが全仏オープン出場へ

2015年「全仏オープン」でのワウリンカ

3度のグランドスラム優勝を誇る元世界ランキング3位のスタン・ワウリンカ(スイス)が、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)に出場するつもりであることがわかった。同大会の公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

ワウリンカは、昨年の3月に行われた「ATP250 ドーハ」の1回戦で当時世界84位だったロイド・ハリス(南アフリカ)に敗れた試合を最後にツアーから離脱。長い間にわたり左足の痛みに悩まされていた彼は昨年、同箇所を2度手術している。来月に37回目の誕生日を迎えるワウリンカはそれでも再びコートに立つことへの意欲を失っていなかったが、いよいよ復帰の時期が近づいてきたようだ。

“Stan the Man(スタン・ザ・マン)”の愛称で親しまれているワウリンカは、ツアーから離れている間もファンとのコミュニケーションを絶やさず、SNSにトレーニングの様子などを積極的に投稿しながら復帰を約束していた。最近投稿した動画では、ワウリンカが手術の後で初めてコートに立ち、トレードマークのバックハンドを力強く打つ姿やサーブを正確にコーンに当てる様子を見ることができる。「しばらくぶりだ」、「一歩ずつ」とそれぞれにコメントが添えられている動画は、彼が間もなくツアーに戻ってくることを示唆している。そんなワウリンカは仏Le Parisien紙のインタビューで、今年の「全仏オープン」に出場する意向を明かした。彼は続けてテニスへの愛を語っている。

「大きな怪我をした後に、どうしてここまでして復帰しようとするのかとよく聞かれるんだ。それは、僕がテニスに情熱を持っていて、観客のことが大好きだからだよ。コートに出る時は試合だということを忘れないようにしているんだ。テニスの基本は、大人が子どもたちによく言うように、とにかく楽しんで来い、ということ。プロになると多くの人がそのことを忘れてしまう。テニスを仕事として捉えてしまうんだ。僕が一番やる気になるのは、プレーする時は楽しんで、そして自分自身のためにプレーするんだということを思い出した時だね」

「全仏オープン」の公式Twitterも“Stan the Man”のTシャツを着たワウリンカが手を振る写真を投稿し、「近いうちに会いましょう」とメッセージを送っている。

観客のことが大好きだと話すワウリンカは、観客からも愛されている。「全仏オープン」でもこれまで数々のドラマを生み出してきた。2015年に世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を決勝で下して優勝を飾り、2016年には当時世界2位だったアンディ・マレー(イギリス)に準決勝で敗れ、2017年には準決勝でマレーをフルセットの末に退けて前年の雪辱を果たした後、決勝で当時世界4位のラファエル・ナダル(スペイン)に完敗している。そんなワウリンカを見てきた「全仏オープン」の観客には彼の個性的で華やかなプレースタイルが人気だった。

2020年の「全仏オープン」でのワウリンカは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した当時20歳で世界239位のユーゴ・ガストン(フランス)に3回戦で敗れた。そして昨年は怪我により2005年の初出場以来、初めて同大会を欠場することに。今回の復帰でワウリンカはそれらが単なる一過性のものだったことを証明し、より多くの思い出を作りたいと考えているようだ。

怪我で離れている間、ワウリンカはテニスができなくて寂しかったかもしれないが、テニス界も彼がいなくて寂しい思いをしてきたことだろう。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2015年「全仏オープン」でのワウリンカ
(Photo by Stephane Cardinale/Corbis via Getty Images)

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