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9度目の正直!オジェ アリアシムがチチパス下して初優勝[ATP500 ロッテルダム]

「ATP500 ロッテルダム」でのオジェ アリアシム

21歳、世界ランキング9位のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が、「ATP500 ロッテルダム」(オランダ・ロッテルダム/2月7日~2月13日/室内ハードコート)で待望のツアー初優勝を飾った。ATP(男子プロテニス協会)の公式ウェブサイトが伝えている。

オジェ アリアシムにとってツアー決勝は鬼門だった。なにしろ、これまで8回進出しながら、すべてストレートで敗れていたのだ。

初めて決勝の舞台に立ったのは2019年の「ATP500 リオデジャネイロ」。そこで世界90位のラスロ・ジェレ(セルビア)に敗れると、同年の「ATP250 リヨン」で世界51位のブノワ・ペール(フランス)に、「ATP250 シュツットガルト」では世界30位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に負けて準優勝に終わった。以降も、2020年の「ATP500 ロッテルダム」で世界9位のガエル・モンフィス(フランス)、「ATP250 マルセイユ」で世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)、「ATP250 ケルン1」で世界7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、2021年の「ATP250 メルボルン2」で世界33位のダニエル・エバンズ(イギリス)、「ATP250 シュツットガルト」では世界47位のマリン・チリッチ(クロアチア)の前に涙を呑んできた。

オジェ アリアシムは2019年に、1999年のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)以来の最年少(18歳)で世界ランキングのトップ25入り。以降も、2021年の「全米オープン」でカナダ人男子選手として初のベスト4に進出したり、今年初めに行われた国別対抗戦「ATPカップ」でカナダを初優勝に導いたりと、着実に実績を積み上げていたが、ツアータイトルは手にできていなかった。

第3シードとして臨んだ「ATP500 ロッテルダム」では、1回戦で予選勝者のイゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)、2回戦で元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)、準々決勝で第6シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、準決勝で第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を破って9度目の決勝進出を決める。

そして迎えた決勝の相手は第1シードのチチパス。2020年の「ATP250 マルセイユ」決勝で3-6、4-6と敗れたのを含めて、過去5連敗中と苦手としていた。しかし、この日のオジェ アリアシムは7本のサービスエースを決めた一方でダブルフォールトはゼロ。さらにベースラインからの強烈なグランドストロークで相手のバックハンド側を攻め立てた。ファーストサーブのポイント取得率は、第1セットで100%、試合全体を通しても93%を記録した。その結果、チチパスに一度もブレークチャンスを与えることなく、6-4、6-2の快勝。初のツアータイトルを獲得した。

トロフィー授与式でオジェ アリアシムは喜びを語った。「3年前に初めて決勝に進出してからの道のりは、決して平坦なものじゃなかった。でも初めて優勝することができて素晴らしい日になったよ。特にここロッテルダムは僕が(2018年に)初めてツアー本戦に出場した大会でもあるから、最初のタイトルを獲得する場所としてふさわしいと思う」

また、観客に対して以下のように感謝した。「みなさんの前でプレーしたここには多くの素敵な思い出があるんだ。素敵な一週間にしてくれてありがとう。一生忘れないよ。今日は僕のキャリアで最も幸せな日だね。これからも多くのタイトルを手にできることを願っている」

敗れたチチパスはオジェ アリアシムを称賛。「彼はとてもいい試合をしたね。ショットもサーブも試合を通じて良かった。逆に僕はサーブが全然ダメだったよ」と語り、ダブルフォールトを4回犯してしまった自身のサーブの精度についても振り返っている。

オジェ アリアシムは、試合後の記者会見では自身の成長について語った。「今年の僕はずっと成熟していると感じるよ。これまで決勝を戦っていた時よりもいい選手になったんだ。それを今日証明することができた。ここで歩みを止める気はないよ。自分の価値をこれからも証明し続け、可能性を広げていきたい」

無冠の頃は「タイトルのことを考えて眠れぬ夜を過ごしたこともあった」と打ち明けたオジェ アリアシムは、9度目の挑戦にして優勝できたことで今後はよりリラックスして試合に臨むことができると話す。「肩の荷が下りたよ。時には自分を疑ったり恐怖を抱いたり、ストレスを感じていたからね。これからはもっと自由にプレーできるだろう」

なお、この日の決勝のスタンドには母親の姿があったが、母親にとってはこれが初めての観戦だった。「家族の前で優勝することができたのは本当に特別なこと」と語るオジェ アリアシムは、試合後には父親に連絡して喜びを分かち合ったという。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 ロッテルダム」でのオジェ アリアシム
(Photo by Henk Seppen/BSR Agency/Getty Images)

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