ニュース News

テニスプレーヤーにバナナのススメ

2017年「ATP1000モントリオール」でのフェデラー

ロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、コートチェンジの際にバナナを食べているのを見たことがある人は多いのではないだろうか。ビッグスリーに限らず、試合中や試合後に食べるものとしてバナナをチョイスするテニス選手は少なくないが、その理由を米テニスメディアBaselineが説明している。

気温が高くて強い日差しがコートに降り注ぐような過酷な試合に挑むときに適しているというバナナ。テニスをプレーするすべての人にとって、このスーパーフルーツを食べるべき理由を3つにまとめてご紹介しよう。

1.豊富なカリウムがもたらす恩恵とは?

栄養は、テニスプレーヤーがその日にどれだけ良い状態でコート上に立てるかという点において重要な役割を担っている。バナナに多く含まれるカリウムを摂取することで、運動中および運動後に失われがちな電解質のバランスを保ち、痙攣や筋肉の損傷を防ぐことができる。したがって、炎天下でプレーをする際にはバナナを何本か用意しておくと安心だ。さらに、カリウムは脳卒中や心臓発作のリスクを大幅に軽減させる効果もあるそうだ。

2.エネルギー、エネルギー、エネルギー!

100グラムにつき約90キロカロリーのエネルギーと、およそ75グラムの水分を含むバナナは、水分を損なうことなくエネルギーを摂取することが可能な優れモノ。ある研究者によれば、たった2本のバナナで、90分間の厳しいトレーニングに耐えうるのに十分なエネルギーが供給されるという。ほとんどの試合で1時間以上の時間を要するテニスをプレーする者には最適と言えるだろう。また、バナナには糖質や食物繊維も豊富に含まれている。そのため、食物繊維が消化を助けて胸やけを和らげている隙に、糖質を素早く体内に吸収することができるのだという。エネルギー回復という面でバナナはスポーツドリンクなどよりも効率的なのだ。

3.バツグンの機能性

たった90秒間のコートチェンジの休憩時間で可能な限りエネルギーを節約・回復させなければいけないテニスプレーヤーにとって、サッと手に取り、一口または二口齧り、残った分は次のコートチェンジの時間までとっておくことができるバナナは非常に機能的であると言える。特別な準備が不要で、さらにはエナジードリンクやプロテインバーなどに比べて安価に手に入る点も魅力だ。

「何を食べるのか」について正しい判断をすることは、選手が試合でのパフォーマンスを向上させる上で最も重要なポイントの一つ。バナナはテニスをプレーするあなたを支える強い味方になってくれるだろう。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2017年「ATP1000モントリオール」でのフェデラー
(Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)

空いた時間にテニスがしたい。そんなあなたのための単発レッスン予約サービス「テニモ」
単発レッスン予約、都度払いでOK。入会金、月会費は0円。関東中心にサービスを展開中。
詳細はこちら>>

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. テニスプレーヤーにバナナのススメ