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グランドスラムで異例の決定!ウィンブルドンの男女決勝チケットが同額に

2021年「ウィンブルドン」決勝でのバーティ

今年の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)で、男女シングルス決勝戦のチケットが31年ぶりに同額になることが明らかとなった。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じている。

近年、男子シングルスの決勝戦のチケットは女子シングルスの決勝戦よりも高いことが多く、昨年の「ウィンブルドン」では世界女王のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が当時世界ランキング13位だったカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を破った女子決勝のチケットが200ポンド(約3万1400円)だったのに対し、世界王者のノバク・ジョコビッチが(セルビア)が当時世界9位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に勝利した男子決勝のチケットは240ポンド(約3万7680円)だった。米Times紙によれば、今年は両方とも240ポンドで販売されるとのことだ。合わせて準決勝の料金も統一され、女子の試合が170ポンド(約2万6690円)から210ポンド(約3万2970円)へと40ポンド引き上げられることで男子と同額となるという。

昨年の「全米オープン」で当時世界150位ながらも優勝を果たしたエマ・ラドゥカヌ(イギリス)の存在によって、「ウィンブルドン」の女子のドローに大きな関心が寄せられることも今回の料金変更の一因のようだ。ラドゥカヌはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した昨年の「ウィンブルドン」で4回戦まで勝ち進んだことも大きな話題となった。今大会での彼女を一目見ようとチケットの争奪戦が繰り広げられることが予想されている。

「ウィンブルドン」では15年前から男女シングルスの賞金が同額となっている。それに対してチケット代に差がついていたのは、同じ価格だと男女の試合時間の長さが違うことで観客からの反発が大きかったからだという。グランドスラムのみ男子だけが5セットマッチを戦う。つまり、それだけ男子の試合の方が長くなる傾向にある。実際、昨年の決勝ではバーティが3セットの末に1時間55分で優勝を決めたのに対して、4セットを戦ったジョコビッチは3時間23分かかった。さらに、2019年大会の決勝ではシモナ・ハレプ(ルーマニア)がわずか56分でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)をストレートで下して女子の優勝者となっているが、ジョコビッチはロジャー・フェデラー(スイス)との5セットを制するのに4時間57分を要した。

今回の料金設定は、女子競技の重要性が低いと思われないようにするためだとも報じられており、試合時間に関係なく男女の試合は平等に扱われるべきという姿勢を示したことになる。それでも男子に比べて女子の試合時間が短くなりがちであることを考慮し、大会側は一日の中で最大のセット数が見られるようなスケジュールを組むことに。大会最後の週末は、土曜日に女子シングルスの決勝の後に男子ダブルスの決勝が行われ、日曜日には男子シングルスの決勝に続いて女子のダブルス決勝が予定されている。

一方ほかのグランドスラムでは男女のチケット価格に差がついており、「全仏オープン」では女子決勝が150ユーロ(約1万9800円)なのに対して男子決勝が260ユーロ(約3万4320円)と、その差は変更前の「ウィンブルドン」よりも大きい。

※為替レートは2022年2月9日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ウィンブルドン」決勝でのバーティ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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