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【29日17時半開始予定】バーティが44年ぶりの地元優勝か、新女王誕生か?「全豪オープン」女子シングルス決勝

「全豪オープン」でのバーティ(左)とコリンズ(右)

現地29日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)女子シングルスの決勝で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第27シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)が対戦する。日本時間29日17時半頃の開始予定だ。

二人の対戦成績はバーティの3勝1敗。2019年の「WTA1000 マドリード」2回戦で初めて顔を合わせた時は3セットの末にバーティが勝利、同年の「全仏オープン」2回戦ではバーティがストレート勝ちを収めた。2020年の「WTA500 アデレード」準決勝では、コリンズが第1セットを取ったところからバーティが逆転。しかし、直近の対戦である2021年「WTA250 アデレード」2回戦ではコリンズのストレート勝利に終わっている。

今大会ここまで、バーティは6試合すべてストレート勝ち。対戦相手に与えたゲームは合計21で、2000年以降にグランドスラム決勝に進んだ選手で相手に与えたゲーム数がそれよりも少なかったのはわずか3例。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の2013年「全米オープン」の16と2012年「全米オープン」の19、そしてビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)の2009年「ウィンブルドン」の20。

一方のコリンズは今大会で3回戦と4回戦の2度、フルセットを戦っている。とはいえ、どちらも第1セットを失ってからの逆転勝利であり、逆境から盛り返せたことはポジティブに捉えることができる。また、4回戦の相手は第19シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、6-4、6-1のストレートで破った準決勝の相手は第7シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と、バーティよりも強敵と戦ってきた中では悪くない成績だろう。

二人の今大会ここまでのスタッツを比較してみると、ほぼすべてでバーティが上回っている。

<バーティ、コリンズの今大会スタッツ比較>(左がバーティ、右がコリンズ)
●サービスエース…35本:24本
●ファーストサーブでのポイント取得率…83%:76%
●セカンドサーブでのポイント取得率…59%:51%
●ブレークポイント防御率…93%:63%
●サービスゲームのキープ率…98%:82%
●リターンの確率…81%:74%
●相手のファーストサーブに対するポイント取得率…47%:36%
●相手のセカンドサーブに対するポイント取得率…59%:60%
●ブレークポイント取得率…58%:44%

コリンズが唯一上回っているのは、相手のセカンドサーブに対するポイント取得率。98%と驚異的なキープ率を誇るバーティのサービスゲームを破るためには、セカンドサーブのチャンスをしっかり狙いたい。コリンズが「いいリズムに乗り、ボールを綺麗に打って、よく散らす」というスタイルを継続できれば、シフィオンテク相手に27本のウィナーを決めた準決勝のようなプレーを見せられるはずだ。

バーティにとっては、地元選手として44年ぶりの優勝が懸かっていることが、果たしてプレッシャーになるのか、それともモチベーションになるのかが問題だ。今大会ここまではうまく対処しているように見える。しかし「全豪オープン」とはこれまであまり相性が良くなく、2019年からの3年間で2度のベスト8、1度のベスト4にとどまっている。その3大会で敗れた相手も、第15シードとして臨んでいた2019年は第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)だったが、そろって第1シードでの出場となった2020年は第14シードのソフィア・ケニン(アメリカ)、2021年は第25シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と、彼女よりもかなりシードの低い選手たちだ。

コリンズにとってもグランドスラム初の決勝というプレッシャーはあるだろうが、3年前に準決勝までは勝ち進んでいる。バーティに大きな声援が送られるであろう中、失うものは何もないという気分で思いっきり当たっていくことが重要だろう。持ち前の積極的な姿勢はもちろん、シフィオンテクに「これまで対戦した相手の中で最もボールが速い」と言わしめたスピーディーなプレーも生かしたい。

さらにコリンズは、バーティとこれまで対戦した選手たちが苦しんできたバックハンドのスライスに対しても苦手意識は持っていないようだ。公共のコートで様々なプレーヤーと対戦して経験を積んできたと自負する彼女は、その中でバーティのようなプレースタイルの選手も相手にしてきたと話している。

バーティもコリンズについて「彼女はベースラインいっぱいにコントロールされたボールを決めるのがうまくて、最も攻撃的な選手の一人ね。彼女の良さを消すのはちょっとした挑戦になるわ」と警戒する。

バーティが2019年の「全仏オープン」、2021年の「ウィンブルドン」に続いてグランドスラム3度目の、そして地元「全豪オープン」での初優勝を果たすのか。はたまた、グランドスラムでベスト4が最高成績だったコリンズが初優勝を飾るのか。目の離せない好ゲームになりそうだ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」でのバーティ(左)とコリンズ(右)
(Photo by Mark Metcalfe/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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