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チチパス、父からのコーチングで2試合連続の警告を受ける

2021年「全仏オープン」でのチチパス(左)と父アポストロス氏

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)に第4シードとして出場しているステファノス・チチパス(ギリシャ)は、コーチでもある父親のアポストロス氏から試合中にコーチングを受けたとして、2度目の警告を受けた。テニス関連ニュースサイトTennis Headなど複数メディアが報じている。

フルセットの激闘となった第20シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)との4回戦の途中で、アポストロス氏がスタンドから指示をしていたとしてチチパスは警告を受けた。世界ランキング56位のブノワ・ペール(フランス)と戦った3回戦でも、チチパスは同様の警告を受けている。

グランドスラムで7度優勝しているテニスレジェンドのマッツ・ビランデル(スウェーデン)はこれに苦言を呈した。「彼の父親はコーチングをやめるべきだ。ステファノスに自分で考えさせるんだ。試合の前と後にはしっかり話し合えばいい。でも試合中は、ステファノスは一人で問題を解決しなければいけない」

「問題は第4セットに起こったが、ステファノスは第5セットに素晴らしいプレーをして試合に勝った。あの試合で最高のプレーだったかもしれない」

テニスでは伝統的に、試合中のコーチングは許されない。今では多くの女子の大会ではコーチングが許可されているが、コート上では一人で問題を解決しなければいけないことが、テニスというスポーツの最も素晴らしい点の一つだと考える人々は今もいる。

チチパスも昔は伝統的な考えに賛成だったようだが、最近は意見を変えたらしく、昨年Twitterにコーチングを認めるべきだと綴っていた。

「ポイントごとのコーチングをテニスでも認めるべきだ。試合中のコーチングを認めていない世界的なスポーツは多分テニスだけではないか」

フリッツとの熱戦に勝利したチチパスは、準々決勝で第11シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全仏オープン」でのチチパス(左)と父アポストロス氏
(Photo by Adam Pretty/Getty Images)

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