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全豪のトイレ休憩ルール違反者第1号、理由は「ネックレスが壊れたから」と逆ギレ

「全豪オープン」でのクレイチコバ

今季からテニスの試合中のトイレ休憩に制限時間が科されるようになったことは当サイトでもお伝えした通り。この新ルールは現在開催中の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)でも採用されているが、同大会で初めてそれに違反した選手が判定に不満を示した。ニュースメディア Yahoo Sportなど複数のメディアが報じている。

これまで制限時間が定義されていなかったトイレ休憩をめぐっては何度も論争が起きていたが、昨年の「全米オープン」1回戦で当時世界ランキング3位だったステファノス・チチパス(ギリシャ)が8分間のトイレ休憩を取ったことで議論が爆発。以前からトイレ休憩の長さを指摘されても「(制限時間は書かれていないから)ルール違反じゃない」と反論していたチチパスだが、この1回戦後は対戦相手の元世界王者アンディ・マレー(イギリス)をはじめ多くの人々から非難された。これらの議論を受けて、ATP(男子プロテニス協会)は同年11月に、新シーズンからトイレ休憩は3分間、着替えが必要な場合はプラス2分間の計5分間とすることを定めている。

「全豪オープン」でその新しいルールの最初の違反者となったのは、現地21日に行われた女子シングルス3回戦に出場していた第4シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)。第26シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を相手に第1セットを失った後、第2セットを取り返した彼女は、そこでトイレ休憩を取ったが、コートに戻ってきた時には7分以上経過していた。

そのため主審がタイムバイオレーションを科したところ、クレイチコバは激昂。「(遅れたのは)なぜかわかる?ネックレスが壊れたの。だから拾わないといけなかったのよ」と大声で言い、その証拠として手に持ったチェーンのネックレスを主審に向けて高く掲げてみせた。

それでも主審が判断を変えないのを見て、クレイチコバは「それでタイムバイオレーションを科されるってわけね。お次は何?次は何なのよ?ねえ?」と噛みついた。

クレイチコバのこの主張は、主審だけでなくテニスファンや識者からも賛同を得られず。シングルス、ダブルスで世界トップ10に入ったレジェンドのチャンダ・ルビン(アメリカ)は、クレイチコバが大幅に制限時間をオーバーしたことに対して、ネックレスが壊れたことは「言い訳にならない」と指摘している。

クレイチコバはかつて対戦選手から批判されている。昨年の「全米オープン」4回戦で第8シードだったクレイチコバは第9シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)と対戦。第1セットを先取した後、第2セットで5-6とリードされたところでメディカルタイムアウトを取った。その理由を「なぜだかわからないけど、うまく呼吸できなくなって、めまいもしたの」と説明したクレイチコバは、その後7ポイントを連取して勝利。敗れたムグルッサは相手の行動に対して「プロフェッショナルらしくない」と述べていた。

なお、クレイチコバはトイレ休憩違反を科されてしまった「全豪オープン」では、結局2-6、6-4、6-4とオスタペンコに逆転勝利を飾っている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」でのクレイチコバ
(Photo by Daniel Pockett/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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