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大坂が3回戦進出。ダブルスの青山/柴原、穂積/二宮は1回戦突破[全豪オープン]

「全豪オープン」での穂積(右)と二宮(左)

現地19日に行われた「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)3日目、女子シングルスで第13シードの大坂なおみ(日本/フリー)が3回戦進出。また、この日から男子・女子ダブルスが始まり、日本人選手たちも登場している。「全豪オープン」公式ウェブサイトが伝えた。

大坂は世界54位のマディソン・ブレングル(アメリカ)に6-0、6-4で勝利。第1セットでは相手に一度もブレークチャンスを与えず、ベーグル(6-0)で取る。しかし第2セットでは毎回のようにサービスゲームでピンチを迎え、相手のブレークポイントは10回に上った。大坂はサービスエースなどで苦境を乗り切っていたが、第7ゲームで先にブレークされ、3-4に。しかしそこから3ゲーム連取でストレート勝利を収めた。

大坂はブレングルの反撃を許したことについて、「ブレークされた時はがっかりしたわ。でも、グランドスラムではこういうタイプの試合も必要だと思うの。ブレークされて、劣勢な状況から反撃する方法を見つけることがね」と前向きに捉えている。

大坂が3回戦で対戦するのは、世界60位の20歳、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)。今月上旬の「WTA250 メルボルン2」で優勝したアニシモワは、今大会の2回戦で第22シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を破っている。大坂はアニシモワとの対戦について、「彼女とはこれまで一度も練習したこともないから、新鮮な試合になるでしょうね」と述べている。

ベンチッチ以外のシード選手では、第32シードのサラ・ソリベス トルモ(スペイン)が敗退。破ったのは世界66位の19歳、マルタ・コスチュク(ウクライナ)で、彼女は昨年の「全米オープン」決勝で10代対決を繰り広げたエマ・ラドゥカヌ(イギリス)、レイラ・フェルナンデス(カナダ)と同い年だ。そのほかには、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)をはじめとした面々が順調に勝ち進んでいる。

男子シングルスでは、グランドスラム最多優勝記録(20回)の更新が懸かる第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、予選勝者の世界126位ヤニック・ハンフマン(ドイツ)に快勝。次戦では、第28シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と顔を合わせる。

番狂わせとしては、第10シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)が敗れた。相手のアドリアン・マナリノ(フランス)は経験豊富でキャリアハイ22位を記録したこともある選手だが、フルカチュは10回あったブレークチャンスのうち1回しかモノにできず、4-6、2-6、3-6とストレート負けを喫している。

シード選手の多くが2回戦突破を決めることで、3回戦でシード同士のカードが次々と実現することに。第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と第31シードのカルロス・アルカラス(スペイン)、第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と第23シードのライリー・オペルカ(アメリカ)は特に楽しみなカードだ。

また、1回戦で対戦するはずだった第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が強制出国となったことを受けて、「ベストを尽くしてジョコビッチの代わりに勝ち上がりたい」と述べていた世界77位のミオミル・キツマノビッチ(セルビア)は、世界41位のトミー・ポール(アメリカ)相手に第1・第3セットのタイブレークを制し、初のグランドスラム3回戦進出。次戦では、第25シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)と対戦する。

そして3日目から始まった男子・女子ダブルスには日本人選手も多く登場。女子では、第2シードの青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)ペアがロシアペアに逆転勝利、先週の「WTA250 アデレード2」で優勝して乗り込んできた穂積絵莉(日本/日本住宅ローン)/二宮真琴(日本/エディオン)ペアはストレート勝ちを収めた。しかし、加藤未唯(日本/ザイマックス)/Sabrina Santamaria(アメリカ)ペアは第4シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)/ジャン・シューアイ(中国)ペアに3セットの末に敗れている。

対する男子では、出場するはずだったペアの棄権により、西岡良仁(日本/ミキハウス)/イリ・ベセリ(チェコ)ペアが急遽プレー。しかし、第3シードのマルセル・グラノイェルス(オーストラリア)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)ペアの前に1回戦で姿を消した。

上位シードのペアが勝ち上がる中で注目なのが、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するタナシ・コキナキス(オーストラリア)/ニック・キリオス(オーストラリア)ペア。2013年・2015年・2021年の大会でもダブルスを組んだ二人は、今回別のオーストラリアペアに快勝し、2大会続けて2回戦へ勝ち進んだ。コキナキスによれば、コート上で彼らが交わす会話のうち「戦術に関する話は1%、あとは全部しょうもない話」とのことだが、2013年の「全豪オープン」ジュニア決勝で争った二人(優勝はキリオス)の挑戦はどこまで続くだろうか。

大会3日目の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<男子シングルス>
【2回戦】

〇アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[3] 6-4 6-4 6-0 ●ジョン・ミルマン(オーストラリア)

●ヤニック・ハンフマン(ドイツ) 2-6 3-6 4-6 〇ラファエル・ナダル(スペイン)[6]

●ステファン・コズロフ(アメリカ) 1-6 6-4 4-6 1-6 〇マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)[7]

●フベルト・フルカチュ(ポーランド)[10] 4-6 2-6 3-6 〇アドリアン・マナリノ(フランス)

●クォン・スンウ(韓国) 6-7(6) 7-6(3) 7-6(6) 5-7 2-6 〇デニス・シャポバロフ(カナダ)[14]

●ペドロ・マルチネス(スペイン) 7-6(1) 6-7(4) 6-2 2-6 2-6 〇クリスチャン・ガリン(チリ)[16]

〇ガエル・モンフィス(フランス)[17] 6-1 6-0 6-4 ●アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)

●マッケンジー・マクドナルド(アメリカ) 6-3 2-6 2-6 3-6 〇アスラン・カラツェフ(ロシア)[18]

●タロン・グリークスプア(オランダ) 3-6 7-6(6) 6-7(3) 6-3 4-6 〇パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[19]

〇ライリー・オペルカ(アメリカ)[23] 6-4 6-3 7-6(4) ●ドミニク・コプファー(ドイツ)

〇カレン・ハチャノフ(ロシア)[28] 6-4 6-0 7-5 ●バンジャマン・ボンジ(フランス)

〇カルロス・アルカラス(スペイン)[31] 6-2 6-1 7-5 ●ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)

〇セバスチャン・コルダ(アメリカ) 3-6 6-4 6-7(2) 7-5 7-6(6) ●コランタン・ムーテ(フランス)

〇ミオミル・キツマノビッチ(セルビア) 7-6(7) 7-5 7-6(8) ●トミー・ポール(アメリカ)

<女子シングルス>
【2回戦】

●マディソン・ブレングル(アメリカ) 0-6 4-6 〇大坂なおみ(日本/フリー)[13]

〇アシュリー・バーティ(オーストラリア)[1] 6-1 6-1 ●ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)

〇バーボラ・クレイチコバ(チェコ)[4] 6-2 6-3 ●ワン・シユ(中国)

●ジャン・チンウェイ(中国) 1-6 4-6 〇マリア・サカーリ(ギリシャ)[5]

●マルチナ・トレビザン(イタリア) 0-6 3-6 〇パウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)[8]

●アルモニー・タン(フランス) 3-6 7-5 1-5(RET) 〇エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[15]

●ベルナルダ・ペラ(アメリカ) 4-6 4-6 〇ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[21]

●ベリンダ・ベンチッチ(スイス)[22] 2-6 5-7 〇アマンダ・アニシモワ(アメリカ)

〇ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[24] 6-1 6-2 ●ジル・タイヒマン(スイス)

●サラ・ソリベス トルモ(スペイン)[32] 6-7(5) 3-6 〇マルタ・コスチュク(ウクライナ)

<男子ダブルス>
【1回戦】

〇マルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[3] 6-3 6-2 ●西岡良仁(日本/ミキハウス)/イリ・ベセリ(チェコ)

●ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)/ミオミル・キツマノビッチ(セルビア) 3-6 3-6 〇ラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)[2]

●ロイド・ハリス(南アフリカ)/アレクセイ・ポプリン(オーストラリア) 4-6 6-7(5) 〇フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)[4]

●アレックス・ボルト(オーストラリア)/James McCabe(オーストラリア) 4-6 2-6 〇タナシ・コキナキス(オーストラリア)/ニック・キリオス(オーストラリア)

<女子ダブルス>
【1回戦】

●ナテラ・ザラミゼ(ロシア)/カミラ・ラヒモワ(ロシア) 6-4 3-6 1-6 〇青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)[2]

〇穂積絵莉(日本/日本住宅ローン)/二宮真琴(日本/エディオン) 6-2 6-4 ●カタジーナ・ピテール(ポーランド)/マヤル・シェリフ(エジプト)

●加藤未唯(日本/ザイマックス)/Sabrina Santamaria(アメリカ) 3-6 6-2 1-6 〇サマンサ・ストーサー(オーストラリア)/ジャン・シューアイ(中国)[4]

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」での穂積(右)と二宮(左)
(Photo by Quinn Rooney/Getty Images)

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