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ダニエルが2回戦進出。土居、フェルナンデスらが1回戦敗退[全豪オープン]

「全豪オープン」での土居

現地18日に行われた「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)2日目、男子シングルス1回戦で世界ランキング120位のダニエル太郎(日本/エイブル)が2回戦進出。女子シングルスでは世界75位の土居美咲(日本/ミキハウス)が1回戦で姿を消した。また、昨年の「全米オープン」ファイナリストが早くも敗退するなど、番狂わせもいくつか起きている。「全豪オープン」公式ウェブサイトが伝えた。

予選から勝ち上がってきたダニエルは、同じく予選勝者の世界147位トマス・バリオス ベラ(チリ)と対戦。第1セットではチャンスを何度か作りながらもブレークまで至っていなかったダニエルだが、タイブレークの末にそのセットを取った後は波に乗る。第2・第3セットでは6ゲーム、5ゲーム連取で相手に1ゲームずつしか与えなかった。これが5回目の本戦出場となる「全豪オープン」で、2019年大会以来、2度目の2回戦進出を果たしている。

そのダニエルが次戦で当たるのは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)。股関節の怪我や新型コロナウイルス感染により遠ざかっていた「全豪オープン」の舞台に3年ぶりに戻ってくることができたマレーは、第21シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)との5セットマッチに勝利。「世界20位、25位にいるような選手に勝てたことは、僕にとって誇らしいことだよ。ここまでいろいろと大変だったけど、今日のような日のために頑張ってきたんだ」と喜ぶ。

土居は、世界96位のクリスティーナ・クコバ(スロバキア)に3-6、5-7で敗れた。4本のサービスエースを決めた一方で犯したアンフォーストエラーの数は29に上ったこともあり、ファーストサーブの確率、ファースト・セカンドサーブのポイント取得率はいずれも相手を下回った。それでもチャンスを確実に生かして2度のブレークに成功したものの、クコバに13回のブレークチャンスのうち5回を決められ、競り負けている。

第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が入国問題で出場できなくなったことによりトップシード選手となった第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は、世界91位のヘンリー・ラクソネン(スイス)にストレート勝ち。試合後、「プレッシャーを感じることはないよ。なぜなら、1回戦で負けたとしても大会で優勝したとしても、自分はできることをすべてやったとわかっているからね」と語る。

メドベージェフが2回戦で対戦するのは、元世界13位のニック・キリオス(オーストラリア)。地元期待の選手である彼は大会直前に新型コロナウイルスに感染したもののなんとか間に合い、世界128位のリアム・ブローディ(イギリス)に快勝。得意の股抜きショットやアンダーサーブでファンを沸かせた。

昨年12月に行われたアブダビ大会でプレーした後、キリオスと同じく新型コロナに感染した第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、前哨戦にまったく出場できなかった影響を感じさせず、世界65位のジャンルカ・マーゲル(イタリア)にストレート勝ち。ほかにも、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第11シードのヤニク・シナー(イタリア)などシード選手の多くが順調に1回戦を突破した。第9シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は世界90位のエミル・ルースブオリ(フィンランド)相手に5セットまでもつれ込んだが、接戦を制している。

そんな中、第22シードのジョン・イズナー(アメリカ)と第29シードのユーゴ・アンベール(フランス)は同国対決で泣くことに。前者は世界70位のマキシム・クレッシー(アメリカ)に、後者は世界81位のリシャール・ガスケ(フランス)に敗れている。また、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が数日前に足首を痛めたことから棄権。そのため、今月上旬の「ATPカップ」でロシアのベスト4に貢献した世界149位のロマン・サフィウリン(ロシア)がラッキールーザーとして、世界74位のアレックス・モルチャン(スロバキア)と対戦した。しかし、試合終盤に足を痛めてサーブをちゃんと打つこともできなくなったモルチャンが懸命にプレーを続けて第4セットのタイブレークをモノにし、2回戦へと駒を進めている。

昨年「全米オープン」を制した19歳、第17シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)は1回戦から全米女王対決。2017年大会の女王である世界67位のスローン・スティーブンス(アメリカ)と顔を合わせた。全米優勝後はなかなか勝てていなかったラドゥカヌだが、第1セットでは相手に4ポイントしか許さず、ベーグル(6-0)で取る。ダブルフォールトなどのミスが増えた第2セットを取り返されるが、最終セットでは安定感のあるプレーに戻り5ゲーム連取、同じグランドスラムチャンピオンを退けた。

一方、そのラドゥカヌと全米決勝で10代対決を繰り広げた19歳、第23シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界133位マディソン・イングリス(オーストラリア)に4-6、2-6のストレート負け。6つのダブルフォールトを含めてアンフォーストエラーが30に上ったフェルナンデスは、「ミスが多すぎた。でも、マディは最初から最後まで素晴らしいプレーだったわ」と述べている。フェルナンデスのほかにも、グランドスラム3度の優勝を誇る第16シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、2019年の「全豪オープン」で大坂なおみ(日本/フリー)と決勝を争った第20シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が1回戦敗退。クビトバは、前回大会でも敗れた世界38位のソラナ・シルステア(ルーマニア)相手に再び黒星を喫した。

「全豪オープン」に向けた2つの前哨戦で初戦敗退となっていた第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)は、世界128位のストーム・サンダース(オーストラリア)に第1セットを奪われたものの、なんとか逆転勝利。ほかの上位シード選手たちとともに1回戦突破を果たした。また、これが最後の「全豪オープン」となると表明している世界487位のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)も勝利。「全豪オープン」最多タイの出場記録(20回)を誇る37歳のストーサーは、世界169位のロビン・アンダーソン(アメリカ)との3セットマッチを制している。

大会2日目の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<男子シングルス>
【1回戦】

〇ダニエル太郎(日本/エイブル) 7-6(5) 6-1 6-1 ●トマス・バリオス ベラ(チリ)

●ヘンリー・ラクソネン(スイス) 1-6 4-6 6-7(3) 〇ダニール・メドベージェフ(ロシア)[2]

●ミカエル・イーメル(スウェーデン) 2-6 4-6 3-6 〇ステファノス・チチパス(ギリシャ)[4]

〇アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[5] 6-3 6-2 6-2 ●ジャンルカ・マーゲル(イタリア)

●エミル・ルースブオリ(フィンランド) 4-6 6-0 6-3 3-6 4-6 〇フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)[9]
●ジョアン・ソウザ(ポルトガル) 4-6 5-7 1-6 〇ヤニク・シナー(イタリア)[11]

〇ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)[13] 6-3 6-4 7-5 ●フィリップ・クライノビッチ(セルビア)

〇ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)[15] 7-6(2) 6-4 5-7 6-1 ●ステファノ・トラバグリア(イタリア)

●マクシミリアン・マルテレル(ドイツ) 6-7(8) 3-6 2-6 〇テイラー・フリッツ(アメリカ)[20]

●ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)[21] 1-6 6-3 4-6 7-6(5) 4-6 〇アンディ・マレー(イギリス)

〇マキシム・クレッシー(アメリカ) 7-6(2) 7-5 6-7(4) 6-7(4) 6-4 ●ジョン・イズナー(アメリカ)[22]

〇ダニエル・エバンズ(イギリス)[24] 6-4 6-3 6-0 ●ダビド・ゴファン(ベルギー)

〇グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[26] 6-4 4-6 6-3 7-5 ●イリ・ラフェチュカ(チェコ)

●エミリオ・ゴメス(エクアドル) 3-6 1-6 2-6 〇マリン・チリッチ(クロアチア)[27]

●ユーゴ・アンベール(フランス)[29] 6-3 6-7(4) 6-7(3) 3-6 〇リシャール・ガスケ(フランス)

●ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア) 6-3 3-6 0-6 3-6 〇アレックス・デミノー(オーストラリア)[32]

●リアム・ブローディ(イギリス) 4-6 4-6 3-6 〇ニック・キリオス(オーストラリア)

〇フランシス・ティアフォー(アメリカ) 3-6 6-4 6-2 3-6 6-3 ●マルコ・トゥルンヘリッティ(アルゼンチン)

〇ブノワ・ペール(フランス) 6-4 3-6 7-5 2-6 7-5 ●チアゴ・モンテーロ(ブラジル)

〇ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ) 6-4 6-3 6-2 ●ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)

●ロマン・サフィウリン(ロシア) 3-6 6-7(9) 7-5 6-7(6) 〇アレックス・モルチャン(スロバキア)

<女子シングルス>
【1回戦】

●土居美咲(日本/ミキハウス) 3-6 5-7 〇クリスティーナ・クコバ(スロバキア)

●ストーム・サンダース(オーストラリア) 7-5 3-6 2-6 〇アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)[2]

●クララ・ビュレル(フランス) 3-6 4-6 〇ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)[3]

〇アネット・コンタベイト(エストニア)[6] 6-2 6-3 ●カテリーナ・シニアコバ(チェコ)

〇イガ・シフィオンテク(ポーランド)[7] 6-3 6-0 ●ハリエット・ダート(イギリス)

●アンナ・ボンダール(ハンガリー) 2-6 1-6 〇アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)[10]

●ザリナ・ディアス(カザフスタン) 7-6(3) 6-7(3) 1-6 〇エレナ・リバキナ(カザフスタン)[12]

〇シモナ・ハレプ(ルーマニア)[14] 6-4 6-3 ●マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)

●アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[16] 4-6 3-6 〇カイア・カネピ(エストニア)

●スローン・スティーブンス(アメリカ) 0-6 6-2 1-6 〇エマ・ラドゥカヌ(イギリス)[17]

●ペトラ・クビトバ(チェコ)[20] 2-6 2-6 〇ソラナ・シルステア(ルーマニア)

〇マディソン・イングリス(オーストラリア) 6-4 6-2 ●レイラ・フェルナンデス(カナダ)[23]

●ロビン・アンダーソン(アメリカ) 7-6(5) 3-6 3-6 〇サマンサ・ストーサー(オーストラリア)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」での土居
(Photo by Mark Metcalfe/Getty Images)

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