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大坂が2回戦進出。西岡、日比野は1回戦敗退に[全豪オープン]

「全豪オープン」での西岡

17日に開幕した「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)。その大会1日目、女子シングルスで第13シードの大坂なおみ(日本/フリー)が2回戦進出。男子シングルスで世界ランキング119位の西岡良仁(日本/ミキハウス)と女子シングルス世界125位の日比野菜緒(日本/ブラス)は1回戦敗退となった。「全豪オープン」公式ウェブサイトが伝えている。

大坂は世界50位の20歳、マリア カミラ・オソリオ セラーノ(コロンビア)に6-3、6-3で勝利。第1セットで5-0とリードしたところから反撃され、第2セットでは先にピンチを迎えたものの、それをしのぐと直後のゲームでブレークに成功。余裕の試合運びでストレート勝ちを収めた。

4歳下のオソリオ セラーノとこれが初対戦だった大坂は、「プレーは悪くなかったと思う。対戦相手のことをあまり知らなかったことを考えればね。でも、彼女は素晴らしかった。すべてのポイントで戦っていたわ」とコメント。2019年、2021年に優勝した「全豪オープン」については「ここには素敵な思い出がたくさんあるから、シーズン序盤をこの大会で始められるのはいい気分ね」と語っている。

2年連続3度目の「全豪オープン」優勝を目指す大坂は、グランドスラム1回戦ではこれで19勝2敗。2回戦では、世界54位のマディソン・ブレングル(アメリカ)と対戦する。7歳上のブレングルとは2013年のITF大会で一度顔を合わせており、その時はストレートで敗れていた。

西岡は、予選で綿貫陽介(日本/フリー)らを破った世界124位のラドゥ・アルボット(モルドバ)に4セットで敗れた。試合開始早々にブレークという滑り出しだったが、直後にブレークバックされてしまう。この日は45回ものアンフォーストエラーを記録し、ブレークは相手の半分の3回どまりで、3-6、4-6、6-4、2-6というスコアに。

予選で敗れたものの、ラッキールーザーとして直前に本戦出場が決まった日比野は、世界111位のマルチナ・トレビザン(イタリア)に2-6、3-6のストレート負け。5ゲームを連取されて第1セットを落とすと、第2セットでは一度もブレークチャンスを作れなかった。

第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が開幕直前に入国ビザ取消で強制出国となったことに伴い、グランドスラム最多優勝記録(20回)の更新が懸かる唯一の選手となった第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)は、世界66位のマルコス・ギロン(アメリカ)に快勝。昨季後半は怪我に苦しんだ上、年末には新型コロナウイルスに感染して1週間ほどプレーができなかったナダルは、何度も自分に対して疑いを抱き、今も完全に自分を信じているわけではないと試合後に明かした。それでも「全豪オープン」に出場できたことについて「これ以上幸せなことはない」と述べている。

大会2日目に初戦を控える第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)とともに優勝の有力候補と見られる第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の1回戦は、1歳下の世界87位ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)との同国対決。アルトマイヤーが健闘したため第1・第3セットがタイブレークにもつれ込む展開となったが、ズベレフが勝負強さを発揮して3セットで試合を締めくくった。

ほかにもシード選手の多くが1回戦を突破する中、昨季ブレイクした第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)は、世界43位の21歳セバスチャン・コルダ(アメリカ)に3-6、0-6、4-6で敗れた。

グランドスラム本戦連続出場記録を更新し続けている40歳の元世界12位フェリシアーノ・ロペス(スペイン)は、世界89位のジョン・ミルマン(オーストラリア)相手に1回戦敗退。ミルマンの同胞でありワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する世界103位タナシ・コキナキス(オーストラリア)は先週ツアー初優勝を飾ったが、母国のグランドスラムでは予選勝者の世界126位ヤニック・ハンフマン(ドイツ)の前に屈した。

ジョコビッチの代わりにラッキールーザーとして出場することになり「僕はおそらく世界で最も幸運なラッキールーザー」と話していた世界150位のサルバトーレ・カルーゾ(イタリア)は、世界77位のミオミル・キツマノビッチ(セルビア)にストレート負け。キツマノビッチは「ベストを尽くしてジョコビッチの代わりに勝ち上がりたい」そうで、彼をはじめとしたセルビアの選手たちはある意味でジョコビッチの仇を打つため、彼に誇りに思ってもらうために頑張っていると述べている。なお、この日行われたセルビア選手の試合は4つで、結果は2勝2敗だった。

女子では、地元から大きな期待を寄せられる第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)をはじめとしたシード選手の多くが2回戦へ駒を進めた。例外は3人で、2020年の全豪女王である第11シードのソフィア・ケニン(アメリカ)と、成長著しい第18シードの17歳ココ・ガウフ(アメリカ)が、それぞれ世界51位のマディソン・キーズ(アメリカ)と世界110位のワン・チャン(中国)にストレート負け。そして第9シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が、先週から悩まされている背中の痛みにより試合前に棄権した。

また、テニス界を代表する2組のビッグカップルも大会初日に登場。昨年結婚した男子第17シードのガエル・モンフィス(フランス)と女子第15シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)はそろってストレート勝利。大会前日に一緒に練習していた男子第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と女子世界43位のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)は明暗が分かれた。ベレッティーニが20歳の世界68位ブランドン・ナカシマ(アメリカ)相手に逆転勝利を果たした一方、トムヤノビッチは第8シードのパウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)から4ゲームしか奪えずに地元大会からさることに。

そして大会初日から5セットマッチ、深夜0時過ぎまで続いたのが第18シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)と世界71位のジャウメ・ムナール(スペイン)の試合。第2セットから第4セットまでがそれぞれ1時間以上にわたり、試合時間は4時間52分におよんだ熱戦を制したのは、昨年大会ベスト4のカラツェフ。精確なショットでセットカウント1-2から試合をひっくり返した。

大会1日目の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<男子シングルス>
【1回戦】

〇ラドゥ・アルボット(モルドバ) 6-3 6-4 4-6 6-2 ●西岡良仁(日本/ミキハウス)

〇アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[3] 7-6(3) 6-1 7-6(1) ●ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)

●マルコス・ギロン(アメリカ) 1-6 4-6 2-6 〇ラファエル・ナダル(スペイン)[6]

●ブランドン・ナカシマ(アメリカ) 6-4 2-6 6-7(5) 3-6 〇マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)[7]

〇フベルト・フルカチュ(ポーランド)[10] 6-2 7-6(3) 6-7(5) 6-3 ●イゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)

●キャメロン・ノリー(イギリス)[12] 3-6 0-6 4-6 〇セバスチャン・コルダ(アメリカ)

●ラスロ・ジェレ(セルビア) 6-7(3) 4-6 6-3 6-7(3) 〇デニス・シャポバロフ(カナダ)[14]

●ファクンド・バグニス(アルゼンチン) 3-6 4-6 7-5 7-6(4) 3-6 〇クリスチャン・ガリン(チリ)[16]

〇ガエル・モンフィス(フランス)[17] 6-1 6-1 6-3 ●フェデリコ・コリア(アルゼンチン)

●ジャウメ・ムナール(スペイン) 6-3 6-7(1) 7-6(3) 4-6 4-6 〇アスラン・カラツェフ(ロシア)[18]

●Tomas Martin Etcheverry(アルゼンチン) 1-6 2-6 6-7(2) 〇パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[19]

〇ライリー・オペルカ(アメリカ)[23] 6-3 6-4 7-6(3) ●ケビン・アンダーソン(南アフリカ)

〇カルロス・アルカラス(スペイン)[31] 6-2 6-2 6-3 ●アレハンドロ・タビロ(チリ)

●フェリシアーノ・ロペス(スペイン) 1-6 3-6 6-4 5-7 〇ジョン・ミルマン(オーストラリア)

●サルバトーレ・カルーゾ(イタリア) 4-6 2-6 1-6 〇ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)

〇ヤニック・ハンフマン(ドイツ) 6-2 6-3 6-2 ●タナシ・コキナキス(オーストラリア)

<女子シングルス>
【1回戦】

●マリア カミラ・オソリオ セラーノ(コロンビア) 3-6 3-6 〇大坂なおみ(日本/フリー)[13]

●日比野菜緒(日本/ブラス) 2-6 3-6 〇マルチナ・トレビザン(イタリア)

〇アシュリー・バーティ(オーストラリア)[1] 6-0 6-1 ●レシヤ・ツレンコ(ウクライナ)

〇バーボラ・クレイチコバ(チェコ)[4] 6-2 6-0 ●アンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)

●タチアナ・マリア(ドイツ) 4-6 6-7(2) 〇マリア・サカーリ(ギリシャ)[5]

●アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア) 4-6 0-6 〇パウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)[8]

●ソフィア・ケニン(アメリカ)[11] 6-7(2) 5-7 〇マディソン・キーズ(アメリカ)

●フィオナ・フェロ(フランス) 1-6 6-7(4) 〇エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[15]

〇ワン・チャン(中国) 6-4 6-2 ●ココ・ガウフ(アメリカ)[18]

●アンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ) 6-4 6-7(1) 5-7 〇ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[21]

〇ベリンダ・ベンチッチ(スイス)[22] 6-4 6-3 ●クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)

〇ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[24] 6-3 6-1 ●Panna Udvardy(ハンガリー)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」での西岡
(Photo by Mackenzie Sweetnam/Getty Images)

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