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解放されたジョコビッチがコートに戻る「全豪オープンに出場したい」

2020年「ATP1000 シンシナティ」でのジョコビッチ

オーストラリア到着後に入国ビザを取り消され、ホテルに監禁状態だった世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。10日に行われた審問の結果、入国ビザの取消が無効となり、ホテルから出ることにも成功した彼がテニスコートに戻っている。英BBCなど複数のメディアが報じた。

17日開幕の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)に出場するため、オーストラリアに5日にやってきたジョコビッチ。しかし、新型コロナウイルスのワクチン接種を免除される形での入国が問題となり、10日の夜までに出国するよう命じられていた。この件を受けて10日午前からオンラインで審問が行われ、オーストラリア政府側の手続きが公正性を欠いているというジョコビッチの弁護士の主張が認められ、ジョコビッチのビザ取消は無効、本人はホテルから解放された。

解放されたジョコビッチが向かった先はテニスコートだったようだ。ジョコビッチは同日夜、「全豪オープン」が行われる会場のテニスコートにチームスタッフとともに立つ自身の写真をSNSに投稿。以下のようなメッセージを添えている。

「判事がビザ取消を無効にしてくれたことに感謝している。ここ数日いろいろあったけど、僕はここに残って“全豪オープン”に出場したい。そのことに集中しているよ。僕がここに来たのは、素晴らしいファンの前で最も重要なイベントの一つに出るためだ。今は、僕を励まし支えてくれた人たちに対する感謝の気持ちでいっぱいだ」

なお、同じ頃にセルビアではジョコビッチの家族たちが会見を行い、母親のディアナさんはビザの取消が無効になったことを「彼のキャリアで最大の勝利」と表した。また、ジョコビッチが解放された後でトレーニングを行ったことを認めている。

だが、問題が解決したとは断言できないようだ。審問終了時に、連邦政府側の弁護士は、別の形でジョコビッチの出国を求めるかどうかを考慮すると発言。11日にビザが再び無効となる可能性もあると専門家は見ている。一度は免れたが、強制出国となった場合、ジョコビッチは今後3年間オーストラリアに入国できない可能性がある。また、弁護士はジョコビッチが昨年12月16日に新型コロナウイルスに感染したためワクチン免除を認められたと主張しているが、翌17日に彼がマスクをせずに子どもたちのイベントに出席していたことが一部で疑問視されている。

ジョコビッチは「全豪オープン」3連覇中。通算9度の優勝は同大会の男子シングルスとしては最多となる。今大会には、彼とグランドスラム最多優勝記録(20回)で並ぶラファエル・ナダル(スペイン)も出場予定だ。10日から14日にかけて予選、13日に組分け抽選が行われる。

ジョコビッチが解放されたことを受けて、選手たちがコメント。ナダルは「いくつかの点で彼に賛同するか否かは別として、判事が彼は“全豪オープン”に出場する権利があると認めたなら、それは最も公平な決定だろう。彼の幸運を祈っているよ」と発言。元世界ランキング8位のジョン・イズナー(アメリカ)は、ジョコビッチに残されたことは「もう一度優勝して、この街から永遠に去ること」だとつぶやいた。グランドスラム本戦出場最多記録保持者である元世界12位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)は、「混乱を極めた人為的な不条理を判事が解決してくれた。テニスの勝利だ」と、この結果を歓迎している。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「ATP1000 シンシナティ」でのジョコビッチ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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