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「全豪オープンジュニア」出場決定!日本テニス界期待の10代、原﨑朝陽&木下晴結インタビュー

「全豪オープンジュニア」出場決定!日本テニス界期待の10代、原﨑朝陽&木下晴結インタビュー

住友ゴム工業(株)と日本テニス協会共催の「全豪オープンジュニアシリーズ」トララルゴン国際ワイルドカード選手権(「DUNLOP ROAD TO THE AO JR. IN YOKKAICHI」)が、昨年11月に三重県四日市で開催された。WOWOWテニスワールドでは本大会の優勝選手を取材、トララルゴンジュニア国際までの道のりを全3回にわたって連載する。第2回目となる今回は、本大会で優勝した原﨑朝陽選手と木下晴結選手へのインタビューの模様をお届けする。(取材は2021年12月中旬に実施)

四日市の大会を全試合ストレート勝ちで制してトララルゴンジュニア国際のワイルドカードを手にした二人は、さらにその後、「全豪オープンジュニア」予選への出場権も獲得することとなった。これはダンロップとオーストラリアテニス協会の間で交渉が行われた結果でもあり、過去から築き上げてきた両者の関係の深さも決して無関係ではないだろう。

通常、「全豪オープンジュニア」予選では世界96位(本戦64名+予選32名)までが出場の目安となる。大会エントリー締め切りとなる昨年12月7日時点で、原﨑選手が374位、木下選手が300位と出場には厳しい順位であったが、このダンロップのサポートにより、夢の舞台で活躍するチャンスに手が届いた形となった。また、両選手以外で本大会に出場予定の日本人選手は、男子本戦出場1名、予選0名、女子本戦0名、予選2名と、非常に狭き門となっている。コロナ禍の影響で海外遠征が難しく、ポイントが稼ぎづらくなっている昨今の状況において、国内大会開催をはじめとしたダンロップによるさまざまな援助はジュニア選手にとって非常に大きな助けとなっていることだろう。

そんな「全豪オープンジュニア」を控えた二人に、まずは今年1年間の感想や、今後の大会に向けた意気込みを語ってもらった。

――改めて優勝おめでとうございます。優勝した際、家族や友人からどんな声をかけられましたか?

原﨑:大会では「このチャンスを絶対に活かせ」とコーチからは言われていました。その後、「全豪オープンジュニア」のワイルドカードをもらえた時には、親もコーチも喜んでくれて、「そんなことがあるんだ」というような感じでびっくりしていました。

木下:友達からは「オーストラリアからお土産買ってきてね」と言われました(笑)。もちろん頑張ってねという応援の言葉も貰いました。グランドスラムという舞台で戦えるのはすごく嬉しいです。

――ダンロップさんが世界への挑戦に繋がる大会を開催することに関しては、どんな思いを抱いていますか?

木下:オーストラリアに行き、そこでプレーをすること自体が自分自身の成長に繋がると思うので、とても感謝しています。

原﨑:とても良い機会を作っていただいたダンロップさんには感謝をしています。ぜひこの大会で優勝できるように頑張りたいです。

――「全豪オープンジュニア」に向けての率直な心境を教えてください。

原﨑:一番は自分が楽しんでプレーするというのと、どんなプレーが海外の選手に通用するのか、また自分の武器は何なのかというのをこの遠征で見極めたいと思います。また、プロの選手の試合を見て吸収できるものはたくさん吸収したいと思います。

↑全豪ジュニアへの心境を話す原﨑選手

木下:予選と本戦の会場が違うので、予選を勝ち抜いて本戦のメルボルンの会場に行きたいです。

――海外と日本では、プレーに変化はありますか?

原﨑:僕は海外の選手と対面すると緊張してしまってプレーも縮こまってしまう時があるので、「海外の選手も同じ人間だ」と自分に言い聞かせて試合に挑んでいます。

木下:基本的に自分のやることは変わらないのですが、環境が違うのでそこの対応はしなければいけないです。あとは、海外でプレーするのはすごく楽しいので、そういった面でも変化はあります。

↑インドのジュニア大会「プネーGB1」でプレーする木下選手

――今年出場した大会を振り返って、自分の成長や手ごたえを感じた試合はありますか?

木下:今年は連戦続きで、その中でも16歳以下の「DUNLOP全日本ジュニアテニス選手権'21 supported by NISSHINBO」で準優勝という結果を残すことができたことが印象に残っています。この大会後から自分に自信を持って試合に取り組むことができたり、自分のプレーをコートで発揮できるようになったりと、どんどんテニスが良くなっていく感覚がありました。この大会が今年のターニングポイントだったと思います。

原﨑:優勝した「第96回大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権 西日本大会」期間中に手首を怪我してしまって、その後の「世界スーパージュニア」や「ジャパンオープンジュニア」でバックハンドが全然打てずにスライスで試合をしていました。ですが、その2週間後に「全日本選手権」が控えていたので、手首は痛かったですけど、その大会までに死に物狂いで練習をし、バックハンドの感覚を戻して「全日本選手権」の一回戦を勝つことができたのが今年一番の成長だったと思います。

――直近の大会では、木下選手はインドのジュニア大会「プネーGB1」でベスト4、原﨑選手は「岐阜国際ジュニアテニストーナメント」で優勝という結果を残しました。どんなことを感じながらプレーしていましたか?

木下:久しぶりの海外遠征ということもあり新鮮でした。悔しさも残る大会になったのですが、楽しくプレーできたので良い遠征になりました。海外の選手と一緒に練習や試合をした際に、日本人の選手とは違うプレースタイルやパワーを経験して、自分のプレーの幅も広がったと思います。

↑インド遠征での感想を話す木下選手

原﨑:僕もインドに行きたかったのですが、手首の怪我が治りきっていなかったこともあり、「日本のITFで絶対優勝する」という思いで挑んでいました。結果、優勝することができて自信に繋げることができた大会でした。

↑「リポビタン国際ジュニア in 愛媛 Supported by KIMIKO DATE×YONEX PROJECT」男子シングルス決勝戦でプレーする原﨑選手

活躍の場を世界に広げている両選手だけに、すでにプロの世界を見据えた強い意志が言葉の端々から感じられる。続けて、コートから少し離れた部分でのテニスとの関わり、さらには10代としての素顔にも迫った。

――お二人は憧れの選手はいますか?

木下:アシュリー・バーティ選手です。女子のテニス界はパワーテニスが主流になっている中で、スライスショットなど多彩なプレーを繰り広げている姿がすごいなと思います。回り込みのフォアハンドやバックハンドのスライスショットは動画を見て真似しながら練習しています。

原﨑:西岡良仁選手が好きです。多彩なプレーで海外の選手をなぎ倒していく姿にあこがれていますし、西岡選手の振る舞いや、メンタリティの部分をYouTubeで研究するようにしています。プレー面では、フォアハンドのクロスをよく見て真似するようにしています。

――テニス以外は何をして過ごすのが好きですか?

木下:コムドットという5人組のYouTuberがいるのですが、その人たちの動画を見るのが好きです。あとはWOWOWでテニスの試合を見たりしています。

原﨑:僕もYouTubeを見るのが好きで、暇があったら見ています。テニスの動画を見たり、ラップが好きなのでMCバトルを見たり。僕もコムドットさんが好きでよく見ています。

――最後に、来年の目標をお願いします。

木下:「全豪オープンジュニア」でまずは本戦に出場して、勝ち進みたいです。

原﨑:一般のITFフューチャーズに出て、1ポイントでも多く獲得し、プロになるための一歩を踏み出せるように頑張っていきたいです。

初のオンラインインタビューに少し緊張した面持ちながら、力強く今後の挑戦を語ってくれた二人。DUNLOP ROAD TO THE AO JR. IN YOKKAICHIで優勝した際の表彰式で原﨑選手が語った「オーストラリアで暴れてきます」という言葉どおり、南半球の地で世界を相手に存分に力を発揮できるよう応援したい。

次回の連載第3回でも、海外へ挑戦する二人に密着。大会までの道のりを細かくお伝えする予定なので、お楽しみに。

さらに、今回インタビューをした原﨑選手は昨年12月の「修造チャレンジ」に参加。そこで得た経験や、松岡修造氏から受けた言葉について「修造さんの言葉は全部が刺さっています。特に“プロになる覚悟”というお話を初日のミーティングでしていただいたのが印象に残っています。今日もその覚悟を持って練習に挑んでいました」と、WOWOW「週刊テニスワールド」の取材で語っている。

↑「修造チャレンジ」でのインタビューに答える原﨑選手

また、松岡氏も同番組内で「今回オーストラリアに行くということで、とても大きな経験ですね。自分がどのレベルにいるのか知るということ。そして将来的に一つの決断をする際には大きな機会になると思います。彼にとって人生の選択をしていく時間になると思います」と、原﨑選手についてコメント。世界への道を切り開いた先駆者として期待を寄せていた。

↑「修造チャレンジ」でのインタビューで原﨑選手について話す松岡氏

この詳細は、1月10日(月)よる8時30分から放送されるWOWOW「週刊テニスワールド」で存分に見ることができる。ぜひこちらもチェックしていただきたい。

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WOWOWテニスワールド編集部

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