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ジョコビッチは「全仏オープン」ではプレー可能。フランスのスポーツ大臣が発言

2021年「全仏オープン」でのジョコビッチ

世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)はオーストラリア入国ビザを取り消されたため、17日開幕の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)出場が危ぶまれている。しかし、5月22日に始まる「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)には問題なく出場できることが明らかとなった。ロイター通信などが報じている。

ジョコビッチは一旦は新型コロナウイルスのワクチン接種を免除される形で「全豪オープン」出場が決まっていたが、現地に到着すると入国ビザを取り消され、出国を命じられている。この件をめぐって連邦裁判所で聞き取りが行われることになっているが、その実施は大会開幕まで1週間となる今月10日。オーストラリアに残ることができたとしても、大会へ向けた準備が整うかはわからない状況だ。

そんな中、フランスのスポーツ担当大臣のロクサナ・マラシネアヌ氏が、ワクチンを打っていない選手であっても、国と大会が定めたプロトコルに従っていれば、今年の「全仏オープン」には出場できると発言。

マラシネアヌ大臣は、ワクチンを接種していないジョコビッチはワクチンを接種している人と同等の扱いとはならないと前置きしながらも、「プロトコル、バブルに従っていれば、彼も“全仏オープン”に出場できます」と述べた。フランスはワクチンを接種していない人間の入国も認めている。

一方、ジョコビッチの元コーチであるリカルド・ピアッティ氏は、彼がワクチンを接種しないなら「ウィンブルドン」と「全米オープン」には出場できない可能性があると危惧している。「(グランドスラムの中で)ジョコビッチがプレーできるのは“全仏オープン”だけだろう。なぜなら、ワクチンを打たなければイギリスには入国できないし、ヨーロッパ以外の国に行く場合も同じだからだ」

現在、感染者が再び急増しているイギリスでは、旅行客はワクチン接種を完了していなければならない。アメリカでも外国人に対しては同じ条件が求められる。ジョコビッチはアメリカに入国できなければ、マイアミ、インディアンウェルズ、シンシナティのマスターズ大会にも出場できないことになる。

ピアッティと同じく彼のコーチを務めた元世界1位のレジェンド、ボリス・ベッカー(ドイツ)も、ワクチンを接種していないジョコビッチに先日警告していた。「今回の問題に関しては、彼はワクチンを打たないという大きな間違いを犯していると思う。この問題は今後、彼のキャリアや名声を脅かすかもしれない。彼は、ワクチンを打たずに世界中を回ろうとしている。だがそれはとても無理だ。気に入るかどうかは関係なく、物事にはルールがあるからね」

2021年に「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン」で優勝し、「全米オープン」では準優勝と、年間グランドスラム目前まで行ったジョコビッチ。しかし今年はその成績が大きく変わることになるかもしれない。なお、「全豪オープン」欠場となれば、世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)もしくは世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に世界王者の座を奪われる可能性も出てくる。メドベージェフは「もしノバクがいないのなら、つまりグランドスラムで20回優勝した選手が不在ということだ。それは大きいね。この大会を9回制している人がいなければ、より開けた展開になるのは明らかだよ」と述べている。

ジョコビッチ本人は7日、入国ビザを取り消された後で初めてコメント。セルビア正教でクリスマスに当たるこの日、Instagramで自分を支援してくれている人たちに感謝している。「いつも応援してくれてくれる世界中の人々に感謝したい。みんなからのサポートを感じられることはとてもありがたいよ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全仏オープン」でのジョコビッチ
(Photo by John Berry/Getty Images)

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