先日、世界ランキング9位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が大会前の記者会見に臨み、ヒッティングパートナーだけでなくプロ選手たちとの練習を好む理由について明かした。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。
シフィオンテクは現在「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)を前に、1月3日より開催されている「WTA500 アデレード 1」(オーストラリア・アデレード/1月3日~1月9日/ハードコート)に出場中だ。記者会見では、同じWTA(女子テニス協会)の選手と練習することで、自分の立ち位置をよく理解できるとシフィオンテクは説明した
自宅のあるポーランドで練習する際には、シフィオンテクは男性のヒッティングパートナーと練習しているという。だが大会前になると、実際の試合の雰囲気に慣れる必要があると感じるそうだ。
「ポーランドでは男性の練習パートナーとしかプレーしないの。大会に出場している間は、その時間を使って幾つかポイントをプレーして、試合で感じられるような雰囲気を感じたい」とシフィオンテクは語った。
「女子とプレーすると、彼女たちは私の競争相手だから、私のレベルがどのくらいかも分かるのよ」
先週も、シフィオンテクは現世界女王のアシュリー・バーティ(オーストラリア)、「全米オープン」準優勝のレイラ・フェルナンデス(カナダ)、そして10代のスター選手ココ・ガウフ(アメリカ)と共にトレーニングに励む姿が目撃されている
シフィオンテクが女子選手との練習を好む理由は他にもある。年中忙しいスケジュールをこなすシフィオンテクは、他のテニス選手との練習を交流の機会と捉えているという。
「私たちはコートで一人っきりだから、お互いに話ができるのはこういう時だけ。会って、近況を報告し合ったりする。交流する理由になるのよ。私は内気だから、理由が必要なの」
シフィオンテクの2022年シーズンは、去年優勝した「WTA500 アデレード 1」から始まることになった。2021年の決勝では、「東京オリンピック」の金メダリストであるベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-4、6-4で下し、トロフィーを手にした。
昨年は1セットも落とさずに優勝を果たしたシフィオンテク。今年も同じように勝ち進みたいはずだが、今回のドローは強敵揃いだ。
先週一緒に練習したフェルナンデスとは早ければ2回戦で当たることになる。さらに勝ち上がればバーティや世界8位のパウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)、元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)などと対戦することになるだろう。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真はナダル(右)と練習しているシフィオンテク(左)
(Photo by John Berry/Getty Images)
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