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イタリアとの決戦を制したロシアが準決勝へ。混戦のグループCでカナダが抜け出す[ATPカップ]

「ATPカップ」でのオジェ アリアシム

1月6日、2022年シーズン最初の大会「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)で5日目に引き続いてグループステージ第3戦が行われた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

今大会のフォーマットでは、出場16ヶ国が4ヶ国ずつの4グループに分かれて総当たり戦を行い、各組1位の4チームが準決勝へ進出する。それぞれの対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の計3試合で行われ、2勝した方が勝利。先に行われるシングルス2試合で勝敗がついたとしてもダブルスは開催されるが、決勝ではシングルス終了時点で優勝国が決まれば、ダブルスは行われない。

この日はグループBのロシアとイタリア、フランスとオーストラリア、そしてグループCのイギリスとアメリカ、ドイツとカナダがそれぞれ対戦。グループステージ最終戦を行った。

グループBでは、ベスト4を懸けてロシアとイタリアが直接対決。勝った方が準決勝に進めるという対戦は、一進一退の攻防に。まずはここまでともにシングルス2戦2勝と好調のナンバー2、世界ランキング10位のヤニク・シナーと世界167位のロマン・サフィウリンが顔を合わせ、シナーのストレート勝ちでイタリアが先手を取る。しかしナンバー1同士の対戦では世界2位のダニール・メドベージェフが世界7位のマッテオ・ベレッティーニに3セットの末に勝利し、1-1に。すでにシングルスでプレーした両国の選手たちが組んだダブルスで、メドベージェフ/サフィウリン組がベレッティーニ/シナー組に逆転勝利でロシアがベスト4進出を果たした。イタリアは昨年の決勝に続いてロシアの前に涙を呑んでいる。

メドベージェフはこれでベレッティーニに3戦3勝。リターンゲームの時はベースラインからかなり下がったところにポジショニングすることで、相手の強烈なサーブにうまく対処。ベレッティーニの第1セットにおけるファーストサーブのポイント取得率は59%にとどまり、メドベージェフが2度のブレークに成功した。「第1セットでは僕が試合をコントロールしていた。でも、トップ10の選手が相手だと、最後まで自分の思うように行くというのは難しいね。第2セットで何度か判断ミスをしてしまったので、第3セットではそこから学ぶようにしたよ。試合を通してサーブが良かったのが助けになったね」

同グループのもう1カード、すでに敗退が決まったフランスとオーストラリアの対戦では、シングルスで1勝1敗となり、最後のダブルスで勝敗が決することに。フランスはファブリス・マルタン/エドゥアール・ロジェ バセラン組が3度マッチポイントを握るも決められず、ジョン・ピアース/ルーク・サビル組に5ポイントを連取されて敗れた。

4ヶ国がともに1勝1敗で突破の可能性が残されている混戦のグループCでは、まず2位のイギリスが1位のアメリカに勝利。世界12位のキャメロン・ノリーが世界23位のテイラー・フリッツに敗れたものの、世界25位のダニエル・エバンズが世界24位のジョン・イズナーを下し、最後はエバンズとダブルス元世界王者のジェイミー・マレーが組んで逆転勝利を飾った。

イギリスがアメリカに勝ったことによって、もう1カードでカナダがドイツに負ければイギリスが、カナダがドイツに勝てばカナダが準決勝に進めることに。準決勝進出に望みをつないだマレーは「とにかくボールを入れることを優先して、スキルを使うのは後回しだった」と試合を振り返りつつ、第1セットをタイブレークの末に落とした上、第2セットで先にブレークされるという劣勢から盛り返せたことについて「素晴らしいプレーができた」と述べている。

しかし、その後に行われたもう一戦でグループCのカナダがドイツに勝利。世界14位のデニス・シャポバロフと世界11位のフェリックス・オジェ アリアシムがそれぞれ世界51位のヤン レナード・ストルフ、世界3位のアレクサンダー・ズベレフを下した。これにより、イギリスに代わってカナダがベスト4の最後の椅子に座ることに。

これまで1勝4敗だったズベレフに勝利したオジェ アリアシムが喜びを語った。「ズベレフを倒せていい気分だよ。素晴らしい試合ができた。彼には何度か負けているから、今日の出来には満足している。特にチームのためにね。大会の始まりはきつかったけど、準決勝進出という結果でグループステージを終えることができたのは特別だね。最後の雰囲気は最高だった。そのために僕たちはプレーしているんだ」

準決勝では、スペインとポーランド、ロシアとカナダがそれぞれ決勝行きを懸けて戦う。

それぞれの試合結果は以下の通り。

<グループステージ第3戦>
【グループB/ロシア 2-1 イタリア】

●ロマン・サフィウリン(ロシア) 6-7(6) 3-6 〇ヤニク・シナー(イタリア)

〇ダニール・メドベージェフ(ロシア) 6-2 6-7(5) 6-4 ●マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)

〇メドベージェフ/サフィウリン(ロシア) 5-7 6-4 [10-5] ●ベレッティーニ/シナー(イタリア)

【グループB/フランス 1-2 オーストラリア】
〇アルトゥール・リンデルネック(フランス)6-4 7-6(6) ●ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)

●ユーゴ・アンベール(フランス) 6-3 6-7(2) 1-6 〇アレックス・デミノー(オーストラリア)

●ファブリス・マルタン/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス) 2-6 7-5 [9-11] 〇ジョン・ピアース/ルーク・サビル(オーストラリア)

【グループC/イギリス 2-1 アメリカ】
〇ダニエル・エバンズ(イギリス)6-4 7-6(3) ●ジョン・イズナー(アメリカ)

●キャメロン・ノリー(イギリス) 6-7(4) 6-3 1-6 〇テイラー・フリッツ(アメリカ)

〇エバンズ/ジェイミー・マレー(イギリス) 6-7(3) 7-5 [10-8] ●フリッツ/イズナー(アメリカ)

【グループC/ドイツ 1-2 カナダ】
●ヤン レナード・ストルフ(ドイツ) 6-7(5) 6-4 3-6 〇デニス・シャポバロフ(カナダ)

●アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 4-6 6-4 3-6 〇フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)

〇ケビン・クラウィーツ/ティム・プッツ(ドイツ) 6-3 6-4 ●スティーブン・ディエス/ブレイデン・シュナー(カナダ)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATPカップ」でのオジェ アリアシム
(Photo by Andy Cheung/Getty Images)

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