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レンドルよりもいい?ズベレフのコーチが父親である理由

2018年「Nitto ATPファイナルズ」でのズベレフ(右)とレンドル(左)

2021年に好調なシーズンを送った世界ランキング3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、これまでで最も良かったコーチを明かした。テニス関連ニュースサイト Tennis Headなど複数のメディアが報じている。

幼少期より元テニス選手だった父親の指導を受けてきたズベレフは、2017年終わりから2018年初めにかけて2003年の「全仏オープン」を制した元世界王者フアン カルロス・フェレロ(スペイン)の指導を受けていた。その後は8回のグランドスラム優勝を誇る元世界王者イワン・レンドル(アメリカ)がコーチを務めるも1年ともたず、2020年から2021年1月までは2013年の「全仏オープン」準優勝者で元世界3位のダビド・フェレール(スペイン)が指導に当たった。ズベレフは2020年の「全米オープン」で自身初のグランドスラム決勝進出を果たしている。

ズベレフはこれまでのコーチたちについてこう振り返った。「僕にとって父以外では、フェレールがこれまでの人生で最高のコーチだったね。でも、残念ながら新型コロナウイルスの影響で関係を終わらせざるを得なかったんだ。もう一度組んでみたいのは彼だけだよ」

パンデミックの中で各国の大会に同行していたフェレールは、母国へ帰る度に隔離生活を送らなければならず、家族との時間が十分に取れないことを理由に契約解消を申し出たという。新型コロナウイルスの先行きが見えない中で新たなコーチを探すべきではないと見たズベレフは再び父親に指導を任せ、同じプロ選手である10歳年上の兄、ミーシャ・ズベレフもチームに加わることになった。身内を中心に据えた新たなチームに支えられたズベレフは2021年シーズン、「ATP1000 マドリード」「ATP1000 シンシナティ」「Nitto ATPファイナルズ」などで優勝、さらに「東京オリンピック」の男子シングルスで金メダルを獲得している。

一方、元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)を3度のグランドスラム優勝、オリンピックでの2度の金メダル、世界ランキング1位へと導くなど、選手としてもコーチとしても輝かしい成績を残しているレンドルとは馬が合わなかったようだ。ズベレフは2019年当時、レンドルはテニスよりもゴルフと犬について話すことが多いと公の場で不満を漏らしており、「ATP500 ハンブルク」出場中だったにもかかわらず、直後にレンドルから契約を解消されている。

「周知の通り、レンドルとはうまくいかなかった」とズベレフは認めている。「個人的には相性が悪かったんだと思っている。コートの上でもトレーニングの時でも全然価値観が合わなかった。僕だってプロのテニス選手として信念を持っている。なんでもかんでもイエスと言って従うわけじゃない。相手の意見に異議を唱えることも多いんだ。いつも、なぜそう思うのかと相手に尋ねるし、時には反対意見を言うことだってある。僕のチームに入った以上、意見が合わないからといって僕の人生やキャリアをめちゃくちゃにすることは許されないよ」

「父の方がレンドルよりもいい。僕にとってそれは疑いようもない。ほかのコーチが僕のテニスについてどう考えているかを知るという意味では一つの経験になったけどね」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2018年「Nitto ATPファイナルズ」でのズベレフ(右)とレンドル(左)
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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