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全米オープン優勝で19歳アルカラスが成し遂げた5つの功績とは?

「全米オープン」でのアルカラス

カルロス・アルカラス(スペイン)は、熱戦を経て勝ち進んだ「全米オープン」決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー)を4セットで下し、見事優勝を果たした。現在19歳のアルカラスは、決勝に先立つ3試合でフルセットを戦っていたが、予期された疲労をまるで見せなかった。それどころか、初めての四大大会決勝に進出したアルカラスは、第1セットでブレークポイントをしのいだ後、自身がブレークに成功してゲームカウント2-1とすると、そのままリードを保ってセットを先取。

しかしながらルードは勢いよく復活を見せ、わずか2ゲームしか与えずに第2セットを取り返して試合を五分に戻す。第3セットではアルカラスが先にブレークして優位に立ったものの追いつかれ、ルードの2度のセットポイントを何とかしのいでタイブレークに持ち込むと、極めて重要なセットカウント2-1のリードを奪った。

第4セットではアルカラスが決定的なブレークを奪うと、2度目のチャンピオンシップ・ポイントで勝利を決め、抑えられない喜びの中でコートに倒れ込んだ。

この勝利によりアルカラスは、6年ぶりに大会中にマッチポイントをしのいで頂点にたどり着いた「全米オープン」覇者となった。アルカラスは、準々決勝でのヤニク・シナー(イタリア)戦でマッチポイントを握られていた。アルカラスはこの夜、他にもいくつかの記録を作った。「全米オープン」制覇によってアルカラスが生み出した5つの功績を、スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

1.30年ぶりに4回戦・準々決勝・準決勝で5セットを戦って四大大会で優勝

アルカラスは、男子テニス界の新たな持久力自慢となった。アルカラスは19歳の若さで、マリン・チリッリ(クロアチア)、シナー、フランシス・ティアフォー(アメリカ)をいずれも5セットで下して、初めての四大大会決勝進出を果たした。決勝でルードに勝利したことで、アルカラスは決勝に先立つ3試合でフルセットを戦ってグランドスラム優勝を果たしたが、これは1992年の「全米オープン」でのステファン・エドバーグ(スウェーデン)以来30年ぶりのことであった。

アルカラスの5セットの試合での成績は現在8勝1敗。唯一の敗戦は今年の「全豪オープン」3回戦、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)によるものだ。8つの勝ち星のうち5つは「全米オープン」でのものである。

2.オープン化以降で初、2度目の出場で「全米オープン」を制覇

アルカラスは昨年「全米オープン」に初出場した時はベスト8に進出したが、そこでフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に敗れた。1年後、またしても準々決勝で負けそうになったが、対戦相手のサービスゲームで迎えたマッチポイントをしのいで準決勝に駒を進めた。そこから2試合を戦った後に、アルカラスはルードを倒して初の四大大会タイトルを獲得。

これにより、アルカラスはオープン化以降で初めて、わずか2度目の出場で「全米オープン」を制した選手となった。オープン化以前にはパンチョ・ゴンザレス(アメリカ)も1948年に2度目の出場で「全米オープン」を制している。

3.17年間で最年少のグランドスラム制覇

アルカラスは2022年にとりわけ優れた成績を挙げ、同胞の元世界王者ラファエル・ナダル(スペイ)と繰り返し比較されてきた。ここ20年ほどの期間において最年少でマスターズ1000大会のタイトルを2つ獲得し、世界ランキング上位5位内に入ったアルカラスは、今回の「全米オープン」制覇により、2005年にナダルが「全仏オープン」で優勝した時以降で最年少での四大大会覇者となった。アルカラスはまた、2019年にナダルが4度目の優勝を果たして以来3年ぶりのスペイン人「全米オープン」覇者となった。

4. 32年間で最年少の「全米オープン」優勝

アルカラスは、ここ32年間で最年少の「全米オープン」覇者となった。現在19歳のアルカラスはまた、同大会でわずか2人目の10代の優勝者となった。もう1人の10代の「全米オープン」覇者は、1990年に優勝を果たしたピート・サンプラス(アメリカ)である。サンプラスは今も、オープン化以降で最年少の「全米オープン」優勝記録保持者だ。サンプラスはその後、四大大会でさらに13度優勝しており、うち4度が「全米オープン」でのもの。アルカラスはこの記録と競い、あわよくばこれを上回りたいと願っているだろう。

5.10代で初めて世界ランキング1位に到達

アルカラスとルードは、「全米オープン」決勝で勝者総取りの対決に臨んだ。この勝負には、両者にとって初の四大大会タイトルと世界ランキング1位の座がかかっていたのだ。結果的に、どちらもアルカラスのものとなった。そしてアルカラスはこれまでの最年少記録であったレイトン・ヒューイット(オーストラリア)の20歳9ヶ月という記録を1歳半近く更新し、1973年に現行のランキング制度が導入されて以来初めて、10代で男子世界ランキング1位となった。

世界ランキング1位到達時の最年少記録上位6人は、以下の通り。
1位:カルロス・アルカラス 19歳4ヶ月(2022年9月12日)
2位:レイトン・ヒューイット 20歳9ヶ月(2001年11月19日)
3位:マラト・サフィン(ロシア) 20歳10ヶ月(2000年11月20日)
4位:ジョン・マッケンロー(アメリカ) 21歳1ヶ月(1980年3月3日)
5位:アンディ・ロディック(アメリカ) 21歳2ヶ月(2003年11月3日)
6位:ビヨン・ボルグ(スウェーデン) 21歳3ヶ月(1977年8月23日)

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのアルカラス
(Photo by Eduardo Munoz Alvarez/VIEWpress)

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