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元世界16位バシラシビリのDV裁判が開始、元妻が暴力の詳細を証言

写真は2020 ATP カップ グループ ステージのニコラス・バシラシビリ

ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)は、2020年に元妻ネカ・ドロカシビリさんに対する家庭内暴力(DV)の嫌疑をかけられ様々な反響を呼んだ。ファッションモデルのドロカシビリさんがジョージアNo.1テニス選手のバシラシビリを告発したこの事件は、ジョージアに蔓延するDVの問題を浮き彫りにすることになった。先日行われた裁判において、ドロカシビリさんはDVの詳細を証言。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

アンディ・マレー(イギリス)を始め数人の選手が、ATP(男子プロテニス協会)にDVに対する正式な指針を策定するように呼びかけるなど、告発が明らかになった当時はテニス界でも注目を集めた。ジョージアではバシラシビリ側とドロカシビリさん側の双方が訴訟を起す泥沼状態となっている。

トビリシ市裁判所で行われた裁判で、ドロカシビリさんがDVの詳細を公にした。暴力は二人が結婚した当日から始まったという。結婚式の日、バシラシビリが母親と口論になった後、乱暴にドロカシビリさんの手を掴んだそうだ。

何よりも精神的に辛かったのは、付き合っていた頃と全く違う人間と結婚してしまったとその時に気付いたことだとドロカシビリさんは語った。

「私たちは2011年に出会い、その1年半後に結婚することを決めました。正式に結婚したのは9月です」とドロカシビリさんは裁判で証言した。「このことを話すととても感情的になってしまいますが、すべての事実を思い出すよう努力します。8年間の同居を1日で語るのは困難です」

「私にとって予想外なこと、それは女性が幸せであるべき結婚式の日に、私はとても不幸せでした。結婚式の日の夜、ニコラスのお母さんが何かについて腹を立て、ニコラスと喧嘩になったんです。彼と私はテーブルについていて、彼はテーブルの下で私の手を掴みました。とても痛かったのですが、それよりも精神的に辛かった。結婚式の日に、私はまったく違う人と出会ってしまったことに気付いたんです」

証言をさらに続けたドロカシビリさんは、結婚して5、6ヶ月した頃からバシラシビリがドロカシビリさんを侮蔑的な呼び名で呼ぶようになり、屈辱を与え始めたという。身体的な暴力はその後すぐに始まったそうだ。

トップ20入りしたこともあるバシラシビリは、ドロカシビリさんを自身より劣ると宣言し、彼女をひどく扱った。妻が警察に行くなど考えてもいなかったようだとドロカシビリさんは証言した。さらに、これらの暴力は2015年のドロカシビリさんの妊娠中、そして産後も続いたという。

「結婚して5、6ヶ月経った頃から、私は辱めを受けるようになり、蔑称で呼ばれるようになりました。その後身体的な暴力が始まりました。口論の後、ベッドに横たわって目をつぶっている私の耳に、冷たい水がかけられたこともありました」

「色々なことをされました。髪の毛で何かを拭いたり、頭の上に食べ物を置かれたり…。彼が何かに成功したときには自分は王様だと宣言し、私は彼の下僕のように振る舞うべきだと言われたりしました。私は離婚するとか、暴力を止めなければ警察に行くとか言う必要はありませんでした。彼は私にはそんな事はできないと考えていたようです」

バシラシビリは公判にオンラインで臨み、元妻の主張をすべて否定した。バシラシビリは2020年5月22日にドロカシビリさんの申し立てにより逮捕。ジョージアの民法第126条、未成年者の前での身体的暴力に該当するとして起訴された。その後、検察当局はバシラシビリに対し、精神的ならびに経済的暴力の疑いで追起訴したことを明らかにしている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020 ATP カップ グループ ステージのニコラス・バシラシビリ
(Photo by James Worsfold/Getty Images)

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