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ダニエル太郎、キリオス、セレナ…全米オープンテニス2022 1回戦注目カード!<#ちなみにテニ活>

写真は2021年全米オープンテニスのダニエル太郎

いよいよ全米オープンテニス2022が開幕、ここから二週間、選手たちの熱い戦いが繰り広げられます。
本戦のドローも発表され、「1回戦でこのカードになるの!?」「順当に勝ち進むと3回戦ではもしかしたら…」などと胸を躍らせながらみていました。因みにグランドスラムは男女各128ドローあり32人のシード選手がいるので、3回戦からシード対決がはじまります。ドロー表をみているとついついその辺りも気になってきますよね。
今回は全米のドローを鍋島さんと共に見ていき、鍋島さん注目の1回戦のカードを教えていただきました。

・キリオスvsコキナキス(第1日 アーサー・アッシュ・スタジアム第4試合)

写真は「全豪オープン」でのキリオス(右)とコキナキス(左)

今年の全豪でペアを組みタイトルを獲った2人が、全米ではシングルス1回戦で対戦となりました。喜んでチェストバンプする姿や雰囲気が個人的にとても好きな2人です。キリオスとコキナキスは同じオーストラリア出身で、同世代の2人はお互い「ブラザー」と呼び合うほどの仲。ジュニア時代からダブルスを組んでいて、直近ではアトランタ(アメリカ ATP250) でも優勝しています。鍋島さんとしては、この試合でキリオスがどんな表情でコートに入ってきて序盤を乗り切るのか?というところに注目したいということでした。「すごく繊細な試合で、第一セットどちらが主導権を握るのか?緊張感があるな、と思う。もし、出だしコキナキスがリードしたらキリオスのモチベーションがあがらない可能性もある」とおっしゃっていました。また、キリオスは現在マッチ199勝なので、200勝という記録もかかった戦いとなっています。

・ティームvsカレーニョブスタ(第1日 コート17第3試合)

写真は「全米オープン」でのティーム

31歳で8月に行われたATP1000 モントリオールで優勝したカレーニョブスタ。鍋島さんの印象としてはテクニックがすごくある選手、というものだったのですが、モントリオールでの戦いをみているとハードヒットしていて力強さが増したように見えたということでした。本人としてもオンコートインタビューなどで「自信がついた」と何度も言っていて、勢いがある選手です。対するティームは、右手首の怪我から復帰してまだランキングは231位ではありますが、なんといっても全米オープン優勝経験者です。また、カレーニョブスタ相手に怪我前ではありますがATPツアーレベルで7戦7勝という成績となっています。「ティームが優勝経験のある場所でどこまで戻ってくるのか?カレーニョブスタの今のハードヒットと自信がどこまで通用していくのか?」というところに注目していて「この試合の勝者は勢いに乗ると思う」と鍋島さんはおっしゃっていました。

・ダニエル太郎vsガスケ(第1日 ルイ・アームストロング・スタジアム第4試合)

写真は2021年全米オープンテニスのダニエル太郎

こちらの試合は「ドローの位置を考えると3回戦でナダルが待っている可能性が高い」ということで鍋島さんは注目しているそうです。ガスケはナダルと1986年生まれで同い年、ジュニアのころからのライバルではありますがプロになってからは17戦17連敗中です。しかし鍋島さんとしては「逆にいうと、長年ずっとナダルと戦えるような位置にいるということ。ツォンガさんやシモンといった仲間たちが引退していく中でガスケに意地を見せて欲しい」ということでした。そんな中、よりによって1回戦の相手がダニエル太郎ということで鍋島さんとしてはドローを見た時複雑な心境になったそうです。因みにダニエル太郎とガスケは5年前のデビスカップ(当時はグランドスラムと同じくベスト・オブ・ファイブ)で一度だけ戦っていて、当時はガスケの圧勝。しかし、「ダニエル太郎は5年前とは違ってよりポジションも前になっているし攻撃的になっているので、成長具合がこのガスケ戦で伺えるのではないか?」ということでした。

・ラドゥカヌvsコルネ(第2日 ルイ・アームストロング・スタジアム第1試合)

写真は2021年「全米オープン」でのラドゥカヌ

ディフェンディングチャンピオンであるラドゥカヌが1回戦で迎える相手は今年のウィンブルドンでシフィオンテクの連勝を止めたことが記憶に新しいコルネです。鍋島さんは記録にも注目していて、コルネは今回の全米で(1回戦が成立すれば)女子最多、63回のグランドスラム連続出場となります。現在は杉山愛さんが62回連続のギネス記録を持っているのですが、今回でそれを塗り替えることになるのでモチベーションもある大会なのでは、ということでした。「コルネはガッツがありエネルギーを感じる選手。ジョコビッチやトップ選手で二週目を見据えて一週目は徐々に上げていくという選手も多いけれど、ラドゥカヌはコルネ相手なので抑えて入ることはできない、トップギアで入るしかない」ということなので、2人がどんな試合を見せてくれるのか注目です。

・セレナ・ウイリアムズvsコビニッチ(第1日 アーサー・アッシュ・スタジアム第3試合)

写真は2017年「全豪オープン」でのセレナ

引退を示唆しているセレナ・ウイリアムズ。テニスファンとしては非常に寂しいことですが、今回の全米が最後になる可能性も高いのでは?という報道もでています。そのセレナが1回戦で戦う相手はコビニッチということで、鍋島さんはなかなかハードな戦いになるのではないか?と予想していました。過去の戦績を振り返ると、コビニッチが今年の全豪でラドゥカヌに勝っていること、その後のBNPパリバ・オープンでプリスコバにも勝っていることから「ハードコートでこの2人に勝っているとなると1回戦から危ない感じもする」という印象だそう。ただ、コビニッチは2021年の全豪でバーティにダブルベーグル(0-6、0-6)で負けるといった脆さももっているので、どちらに転ぶか注目したいとおっしゃっていました。

いかがでしたでしょうか?
1回戦は二日にわけられているものの試合数がとても多いので、観戦の際もしどの試合をみるか迷ったらぜひ参考になさってください。

(川又智菜美)

※アイキャッチ画像・文中画像3枚目:写真は2021年全米オープンテニスのダニエル太郎(Photo by Sarah Stier/Getty Images)
※文中画像1枚目:写真は「全豪オープン」でのキリオス(右)とコキナキス(左)(Photo by Darrian Traynor/Getty Images)
※文中画像2枚目:写真は「全米オープン」でのティーム(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)
※文中画像4枚目:写真は2021年「全米オープン」でのラドゥカヌ(Photo by Elsa/Getty Images)
※文中画像5枚目:写真は2017年「全豪オープン」でのセレナ(Photo by Scott Barbour/Getty Images)

鍋島アナプロフィール

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川又智菜美

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WOWOWアナウンサー。慶応大学出身、テニスが大好きなアナウンサーです。
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