スローン・スティーブンス(アメリカ)が先日、将来の家族計画について明かした。テニス選手としてのキャリアと家族との生活を両立させるため、今シーズン末に卵子凍結を行う予定だという。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。
29歳の元全米女王スティーブンスは、今年初めにアメリカのプロサッカー選手ジョジー・アルティドールと結婚式を挙げた。スティーブンスがどのような将来像を描いているのか、気になるファンも多かったようだ。先日、Instagramで質問コーナーを設けたスティーブンスに、今後の家族計画についての質問が寄せられた。
スティーブンスは近いうちに子供を持ちたいと考えていることを明かした。その上で、大家族を持つという夢のため、卵子を凍結したいとずっと思ってきたと続けた。卵子凍結をすることで、妊娠するタイミングの時間的制約からも開放される。
「いつか、近いうちに。将来に向けて準備を勧めているわ。今度のシーズンオフに卵子を凍結する。もう作業を始めているわ」とスティーブンスは綴った。「ずっとやりたいと思っていたことなの。私は、キャリアと家族を持つこと、どちらかを選ぶ必要なんてないと思っているわ」
別のファンは、代理出産を検討しているかとスティーブンスに質問。これもスティーブンスは肯定し、養子縁組と共に考えている選択肢の一つだと明かした。たくさんの子供に囲まれて暮らしたいスティーブンスは、次のように答えた。
「もちろん。私は出産をしたいとずっと言ってきたけれど、代理母や養子も考えているわ。たくさんの子供がほしい。でも、どうなるかしら。自分と家族のための未来を作り上げるだけの資源や資金がある私は恵まれているわ」
あるファンに、最も幸せな日はいつだったかと聞かれたスティーブンスは、結婚式を挙げた日と答えた。また最も好きなサーフェスを聞かれたスティーブンスは、クレーを選んだ。グランドスラムでは、ハードコートの「全米オープン」で優勝しているスティーブンスにしては意外な答えだった。
スティーブンスは「WTA1000 シンシナティ」の1回戦でアリゼ・コルネ(フランス)と対戦し、6-1、6-0でスティーブンスが圧倒した。2回戦では世界女王イガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦、善戦したがストレートで敗れた。
現在世界ランキング53位のスティーブンスは今シーズンこれまで12勝13敗と、好調とは言い難い。2月に「WTA250 グアダラハラ」で優勝し良いスタートを切ったが、その後は敗戦が多くなっている。2度目の「全米オープン」制覇を目指しどこまで調整できるか、見守ろう。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「WTA1000シンシナティ」でのスティーブンス
(Photo by Dylan Buell/Getty Images)