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九州ジュニアで木河優を目覚めさせた、錦織圭のアドバイス

写真は女子テニス未来応援プロジェクトの木河優

『リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT』では、メンバー最年長16歳の木河優は、両親ともにテニスコーチをしており、弟もジュニアプレーヤー。そして母親の兄と、姉の夫は、広島県でやすいそ庭球部を開校しており。プロになったばかりの磯村志は、いとこにあたる。

写真は女子テニス未来応援プロジェクトの木河優

生まれながらにしてテニスを始める環境は十分にあり、彼女がテニスを始めたのも、自然なことといえるだろう。

持ち味はバックハンドストロークだ。迷いなく振り切るストレートのエースは、小柄ながらもスピードがあり、痛快だ。

しかし、7月の九州ジュニアで準優勝し、全日本ジュニア出場を決めながらも「全然納得のいく試合にならなかった」と自省が止まない。

「試合が始まる前は緊張していなかったのですが、いざ試合に入ると、打ち方がわからないくらいになってしまいました。唯一サービスだけが良かったのですが、全く振れなくなって…」と初戦の第1セットを落とす。

しかし、第2セットに入る前、ふと目が覚めるように思い出したのが、プロジェクトの沖縄合宿で聞いた錦織圭の言葉だった。

「錦織選手に、緊張して振れない時、どうしたらいいですか?って聞いたら『とにかくラケットを振って、入らなくても入るまで振って』と言われたので、とりあえずラケットをしっかり振って自分のいつもどおりのプレーができるようにと思って戦い、乗り越えることができました」

母でありコーチであるめぐみさんは、木河の性格を「真面目です。許せないことが結構たくさんあったりして、融通が利かないところがある」と言うように、真剣にテニスに取り組んでいるからこそ、自分のハードルを上げすぎて、心が追いつかなくなることがある。しかし「その真面目さが今までずっと続けてこられた理由でもあります」とも語る。

現在は第一薬科大学付属高等学校を日々の拠点とし、休みの日は母のコーチを受ける中、今年度から、高体連の試合は出場せず、ITFジュニアでランキングを上げることを決めた。

写真は女子テニス未来応援プロジェクトの木河優

この考えに至ったのは、目標に到達するまでの道のりを考えることを、プロジェクトのセミナーにて教えられたからだ。どの週に何をして、どこで何ポイント稼ぐかというスケジューリングの大切さを伊達はジュニアたちに伝授した。

「あれでなんとなくしか考えていなかったものが、具体的になりました。この1年でランキングを上げて、グランドスラムジュニアを目指します。(母と)グランドスラムジュニアには一緒に行こうという話をしているので、お母さんに恩返しするためにも頑張ろうと思います」

プロになりたいと漠然と思っていたことが、木河の目の前に見えるようになってきた。理想へ向かってどのように歩みを進めるのだろうか? その道のりごと応援したい。

(保坂明美)
写真:ヨネックス

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保坂明美

保坂明美

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テニス雑誌「スマッシュ」の編集長を13年間務める。現在は独立し、WEBサイト「Tennis.jp」の管理や、テニスの技術解説企画、選手関連記事の執筆、本の編集、大会の広報業務などを手がけている。

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