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ウィンブルドンを制した最もランキングの低い選手トップ5!

※写真は2005年ウィンブルドンで優勝したビーナスウィリアムズと準優勝のリンゼイ・ダベンポート

「ウィンブルドン」では、世界ランキングの低い選手やノーシードの選手たちまでもが優勝したことも数多くある。中には、今やテニス界の史上最高の選手に数えられる選手の名も刻まれている。そんな記録に残る5人の選手を、スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

5. ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ) 16位(2005年)

2000年代にビーナスよりも「ウィンブルドン」で成功した選手はいない。ビーナスはこの期間に5度、優勝トロフィーを掲げたのだ。このうちの1度、2005年大会で当時ビーナスは世界16位であった。
第14シードのビーナスは、エバ・ビルネロバ(チェコ)、ニコール・プラット(オーストラリア)、ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)、ジル・クレイバス(アメリカ)をそれぞれストレートで下して準々決勝に進出。続いてメアリー・ピアス(フランス)を6-0、7-6(10)で、さらに準決勝で前回チャンピオンのマリア・シャラポワ(ロシア)を7-6(2)、6-1で破って決勝にたどり着いた。 
決勝では、当時世界女王のリンゼイ・ダベンポート(アメリカ)と対戦。第1セットはダベンポートが6-4で奪ったが、ビーナスは反撃を見せ、チャンピオンシップ・ポイントをしのいで最終的に逆転に成功し、3度目の「ウィンブルドン」優勝を果たした。 

4. ボリス・ベッカー(ドイツ) 20位(1985年)

ベッカーは「ウィンブルドン」を3度制しているが、初めての優勝は1985年大会でのことであった。この年、ベッカーは世界20位で、「ウィンブルドン」にはノーシードで出場していた(当時は第16シードまでだった)。ベッカーは初戦から苦戦を強いられ、1セットダウンから逆転勝利。しかし2回戦ではMatt Anger(アメリカ)に圧勝した。続いてヨアキム・ニーストロム(スウェーデン)とTim Mayotte(アメリカ)をそれぞれフルセットで破って準々決勝に進出。
ベッカーはさらにアンリ・ルコント(フランス)を4セットで打ち破ったのち、第5シードのアンダース・ヤリード(スウェーデン)を下して自身初のグランドスラム決勝に到達。最後に立ちはだかっていたのは、第8シードのケビン・カレン(アメリカ)であった。当時17歳のベッカーはカレンを6-3、6-7(4)、7-6(3)、6-4で破り、史上最年少の「ウィンブルドン」覇者となった。この最年少記録は現在も破られていない。

 3. ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 21位(2018年)

ジョコビッチは2017年にランキングを落とし、翌年の「ウィンブルドン」を迎える頃には世界21位であった。ジョコビッチは同大会に第12シードで出場し、テニス・サングレン(アメリカ)、ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)、カイル・エドマンド(イギリス)、カレン・ハチャノフ(ロシア)を破って準々決勝に進出。
続いてジョコビッチは錦織圭(日本/ユニクロ)を4セットで下し、ライバルであり第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)との準決勝に駒を進めた。ジョコビッチはこの5時間以上にも及んだ熱戦を6-4、3-6、7-6(9)、3-6、10-8で制し、決勝へと勝ち進んだ。ジョコビッチは決勝でケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-2、6-2、7-6(3)で下し、4度目の「ウィンブルドン」タイトル獲得を果たした。

 2. ビーナス・ウイリアムズ 31位(2007年)

直前の「全仏オープン」で3回戦敗退を喫したビーナスは、2007年の「ウィンブルドン」に第23シードで出場。当時は世界31位であった。ビーナスは初戦で1セットダウンからアラ・クドリャフツェワ(ロシア)に勝利したのち、ハナ・スロモバ(チェコ)、森上亜希子(日本)を下して4回戦に進出。続いてビーナスは第2シードのシャラポワを6-1、6-3で破り、準々決勝への切符を手にした。
ビーナスはそこでスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)を6-3、6-4で下し、続く準決勝ではアナ・イバノビッチ(セルビア)に6-2、6-4で勝って決勝進出を決めた。タイトルを懸けた決勝で、ビーナスはマリオン・バルトリ(フランス)と対決。バルトリは準決勝で世界女王のジュスティーヌ・エナン(ベルギー)を破っていた。ビーナスは6-4、6-1でこの試合に勝利し、自身4つ目の「ウィンブルドン」の栄冠を手にした。これによりビーナスは、「ウィンブルドン」で優勝した最も世界ランキングの低い女子選手となった。 

1.    ゴラン・イバニセビッチ(クロアチア) 125位(2001年)

ジョコビッチの現在のコーチであるイバニセビッチは、2001年にテニスの歴史上最も素晴らしいおとぎ話の一つを書き記した。この年の「ウィンブルドン」出場時、イバニセビッチは世界125位で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て同大会に出場した。
イバニセビッチはフレデリック・ヨンソン(スウェーデン)、カルロス・モヤ(スぺイン)、アンディ・ロディック(アメリカ)、グレッグ・ルゼツキー(イギリス)を破って準々決勝に進出。そこで第4シードのマラト・サフィン(ロシア)を7-6(2)、7-5、3-6、7-6(3)で下し、準決勝に勝ち上がった。続いて、母国の声援を受けるティム・ヘンマン(イギリス)をフルセットで破ったイバニセビッチは、自身4度目の「ウィンブルドン」決勝に駒を進めた。
イバニセビッチはそれまでの3度の決勝でいずれも敗れており、この年の決勝では前年度準優勝者であるパトリック・ラフター(オーストラリア)と対戦することとなった。神経を消耗した試合の後に、イバニセビッチはラフターから6-3、3-6、6-3、2-6、9-7で勝利をもぎ取り、ついに「ウィンブルドン」優勝を果たした。イバニセビッチは現在まで、ワイルドカードで出場してグランドスラムのシングルスで優勝した唯一の男子選手であり続けている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2005年ウィンブルドンで優勝したビーナスウィリアムズと準優勝のリンゼイ・ダベンポート
 (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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