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初めてのグランドスラム決勝でナダルと戦った8人の選手とその戦績とは?

写真は「全仏オープン」決勝でのナダル(左)とルード(右)

先日閉幕した「全仏オープン」の男子シングルス決勝では、大会最多優勝記録を持つラファエル・ナダル(スペイン)が、ノルウェー人男子選手として初めてグランドスラムの決勝に進出した23歳のキャスパー・ルード(ノルウェー)に、ストレートで勝利した。実はナダルはこれまでに、グランドスラムの決勝で今回を含め8度、初めてその舞台に立った相手と戦っている。それらの相手選手とその結果を、スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

1.2005年「全仏オープン」 マリアノ・プエルタ(アルゼンチン)

2005年にナダルは初めて「全仏オープン」に出場。それまでに「ウィンブルドン」、「全米オープン」、「全豪オープン」には出場しており、同年「全豪オープン」で4回戦進出を果たしていたが、ナダルにとってもこれが初めてのグランドスラムでの決勝進出だった。決勝の2日前に19歳の誕生日を迎えたナダルの対戦相手は、当時世界ランキング37位、ノーシードのプエルタだった。

最初のセットはタイブレークの末にプエルタに取られるが、続く2セットはナダルが優って、セットカウント2-1とリード。だがプエルタはその前の2試合でも劣勢から盛り返しており、慌てなかった。第4セットで5-4とリードし、3度のセットポイントを迎える。しかしナダルはそれをすべてしのいでブレークバックし、6-7(6)、6-3、6-1、7-5で大会デビューにして初優勝を飾った。 

2.2010年「ウィンブルドン」 トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)

ナダルは2009年には膝の怪我のため「ウィンブルドン」を欠場したが、その前は3年連続で決勝に進出し、2008年に3度目の挑戦でようやく「ウィンブルドン」の絶対王者であるロジャー・フェデラー(スイス)を破って大会初優勝を遂げていた。

そして2010年大会では、当時世界13位だったベルディヒが準々決勝で世界2位のフェデラーを、準決勝で世界3位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を撃破して、自身初のグランドスラム決勝に進出。だが決勝では世界1位だったナダルが、6-3、7-5、6-4、2時間13分でストレート勝利を決めた。

3.2013年「全仏オープン」 ダビド・フェレール(スペイン)

この年の決勝は、少し2022年と似た状況だった。ナダルは準決勝でジョコビッチとの熾烈な5セットマッチを勝ち抜き、決勝はそこまでの接戦とはならないことが予想され、予想通りになった。ナダルはフェレールに6-3、6-2、6-3で勝利し、オープン化以降で初めて一つのグランドスラム大会で8回の優勝を遂げた男子選手となった。

4.2014年「全豪オープン」 スタン・ワウリンカ(スイス

この時、ワウリンカは初めてのグランドスラム決勝でナダルを倒した最初の、そして現在まで唯一人の選手となった。ワウリンカは準々決勝でジョコビッチをフルセットで破り、準決勝でベルディヒを倒して決勝に進出。ちなみにこの時までにワウリンカとナダルは12回対戦し、ワウリンカはナダルから1勝どころか1セットも取ったことがなかった。

だがナダルに背中の怪我があったとはいえ、ワウリンカは素晴らしいテニスをし、6-3、6-2、3-6、6-3で勝利。フェデラーに次いでグランドスラムシングルスで優勝した2人目のスイス人男子選手となった。「昨日まで、それは夢でさえなかった。グランドスラムで決勝に出るなんて、まして優勝するなんて思ったこともなかった。だけど今、僕はそれを成し遂げた」とワウリンカは語った。一方、怪我がありながらなぜ棄権しなかったのか問われたナダルはこう答えた。「棄権は絶対にしたくなかった、特に決勝では。でも今はそれを話す時じゃない。今は、スタンを讃える時だ。素晴らしいプレーをした彼はタイトルにふさわしい」

5.2017年「全米オープン」 ケビン・アンダーソン(南アフリカ)

身長203㎝のビッグサーバーであるアンダーソンは、世界32位でこの大会に出場し、決勝進出という活躍を見せた。だが世界王者だったナダルは6-3、6-3、6-4でアンダーソンに快勝、4年ぶり3度目の「全米オープン」優勝を飾った。アンダーソンは翌2018年の「ウィンブルドン」でグランドスラムで2度目の準優勝を果たし、その後キャリアハイの世界5位を達成している。

6.2018年「全仏オープン」 ドミニク・ティーム(オーストリア)

2018年「全仏オープン」決勝に進出したのは、それが初めてだったティームと、既に10回の優勝を果たしていたナダルだった。ナダルは「次世代クレーキング」と目されていたティームに6-4、6-3、6-2で完勝。「全豪オープン」でのマーガレット・コート(オーストラリア)に続き、一つのグランドスラム大会で11回優勝した史上2人目の選手となった。ティームは翌2019年大会でも決勝でナダルに挑み、4セットで退けられている。

7.2019年「全米オープン」 ダニール・メドベージェフ(ロシア)

この試合でナダルは最初の2セットを奪い、難なく勝利するかと思われた。だが当時世界5位だったメドベージェフは諦めず、続く2セットを奪い返す。最終セットでナダルが先に2度ブレークを果たした後も、メドベージェフは逆襲を試みるがナダルはそれを阻み、7-5、6-3、5-7、4-6、6-4で4時間50分を超えた熱戦を制した。

メドベージェフは2021年の「全豪オープン」でも今度はジョコビッチによって優勝を阻まれるが、同年の「全米オープン」でグランドスラム初制覇。だが今年の「全豪オープン」ではまたもナダルによってタイトル獲得を阻止されている。

8.2022年「全仏オープン」 キャスパー・ルード(ノルウェー)

そしてナダルは先日の「全仏オープン」でルードを6-3、6-3、6-0で破って、グランドスラムの男子シングルス最多優勝記録を22回に更新。同大会での最多記録も14回に伸ばした。

挑戦してきた8人のグランドスラム決勝デビューの選手たちに対し、7度まで大きな壁となり立ちふさがったナダル。これからもナダルらベテラン選手たちと、次世代を担う選手たちの名勝負を見守っていきたい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」決勝でのナダル(左)とルード(右)
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images  )

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